SUZUKI ワゴンR RR
フロントシートはウォークスルーが可能なベンチシートになっています。 しかし、ホールド感も重視されていて座り心地はなかなか良好です。 センターアームレストは平凡に見えますが、位置や大きさがよく研究されていて、非常にぴったりときます。 それでいて運転の邪魔にはならないように大き過ぎないというのもなかなかいいですね。 ヘッドレストはシースルータイプになっていて、リア席の人に圧迫感を与えないように配慮されています。
受注生産ですが、サイドエアバッグが設定されたのもニュースですね。 あとはステアシフトを装備してくれればライバルのムーヴに装備で追いつけるのに・・・と期待してしまいますが、当分はなさそうですね。 ちなみに、サイドエアバッグ付き車はシート形状などが変更されます。
リアシートは、荷室を広くとったりシートアレンジを優先させたりしたおかげで、居住性は驚くほどではありません。 といってもこの手の車としてはということですので、大人4人が乗るのに充分なスペースはあります。 ただし、シートバックの高さが低いので、体格のいい人だと頭がふらついて長距離では疲れるかもしれません。 天井は高いですし、色も明るいので圧迫感はそれほどありません。
収納スペースの豊富さはワゴンRの自慢の一つです。 インパネの下部にインパネアンダートレーという収納スペースがあり、かなりの収容能力があります。 カップホルダーは運転席インパネ下部とセンターコンソールに一つずつ、センターコンソール上にもちょっとした小物をおけるトレーが用意されています。 運転席下にあったシートアンダートレーはどうやらコストダウンのために廃止されたようですが、4枚のドアすべてに設けられたドアポケットと合わせればこれだけでも相当な収納容量です。 しかし、まだ他にも収納スペースがあるんです。
実は、助手席の座面を跳ね上げるとシートアンダーボックスが現れるのです。 しかも、このボックスは取り外すことができるので、洗車道具などを入れておけばそのまま持ち出すことができます。 さらに、シートバックをたたんでしまえば助手席をテーブルとして使うことまでできてしまいます。 この使い勝手の良さはまさにミニバンですね。
この助手席の機構を利用して、こんな便利なシートアレンジも可能です。 リアシートを倒すことで、荷室から助手席までフラットな床面を作ることができるのです。 これなら、かなりの長尺物も積めます。 ちょっとした家具なら買ってそのまま積んで帰れますね。 ワンボックスタイプにも迫る積載能力の高さです。
まだまだ注目装備はありますよ。次のページへ。
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