HONDA バモス
ヘッドランプはマルチリフレクター式で、それも大きくとてもきれいなものです。 ヘッドランプは軽トラック(アクティ)も同じものを使用していて、「今や軽トラックでさえマルチリフレクターなのか」と少々驚きましたが、良いものは車種を問わず採用していくというホンダの姿勢は歓迎できますね。 ウィンカーもクリアできれいです。 なんとなく情けないような目つきがなんとも言えませんね。
バモスの特徴の一つ、縦長のリアコンビランプです。 マイナーチェンジでウィンカーもクリアタイプになったので、新鮮さも増しました。 実際に光るのは中央から下の部分ですが、それでも十分高い位置にあるので後続車からの視認性は抜群です。 反射板はバンパーについているのでここまで大きなレンズカバーにする必要はないのですが、存在感を出すためにあえてコストをかけて大型にしているようですね。 私はなかなか好きです。
こんなに小さいけれど、しっかりボンネットがついています。 でも、この車はMR(ミッドシップ)なので、ここにはエンジンは入っていません。 エンジンは床下に配置されていますが、これが広い室内や様々なメリットをもたらします。 これについては、また後で触れます。 このボンネットは、デザインだけでなく安全性の確保という役目も担っています。 以前は正面衝突での危険が大きかった1BOXですが、新規格移行を機に各社とも前部にクラッシャブルゾーンを設けることで他タイプと同等の安全性を持たせるようになりました。 これによって、安全面から1BOXを敬遠していた人も安心して買えるようになりました。 特にホンダはG−CONという技術を採用していて、乗員だけでなく被害者となる歩行者の傷害までも軽減する努力をしていて、このボンネットもその考えのもとに作られています。
リアワイパーのデザインは気に入りませんが、ナンバー周辺のデザインやメッキ処理された質の高いバックドアハンドルはいい感じです。 車名のエンブレムも高級感がありますし、ホンダのHマークも誇らしげですね。 ホンダの軽はリアに「HONDA」の文字がなくHマークのみとなっているので、リアビューがすっきりしています。 わざわざ「HONDA」の文字をつけなくても、Hマークを見ればホンダの車だとわかってもらえるという自信の表れでしょうね。 そういうところもホンダらしいです。
ドアミラーは、この大きなボディにしてはあまり大きくなく、何といっても電動でないのが惜しいです。 あまり頻繁に使うものではありませんが、特に助手席側のミラーは電動調節ができないと不便です。 また、厚みがなく見た目にもチープな印象を受けます。 ライバル車では電動格納まで採用しているものもあるのに、残念ですね。 ドアハンドルはきれいにボディに対してフラットに埋め込まれているので、質が高いです。 1BOXでは、ドアハンドルが未塗装だったりいかにも安っぽいデザインだったりするものが多い中で、全車ボディ同色でデザインもきっちりとしているのはいいですね。 こういった細かい積み重ねが、全体のパーソナルカーらしい雰囲気の演出を助けているのだと思います。
それでは、次のページからは内装に注目して見てみましょう。
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