取材日:2002/2/24
HONDA バモス
「ミニバンのホンダ」がすっかり定着し、オデッセイやステップワゴンなどホンダのミニバンの人気は留まるところを知らないといった感じですが、そんなミニバン作りを得意とするホンダの1BOXがこのバモスです。 ホンダでは唯一の商用1BOXベースの乗用車なのですが、特にそのデザインはまるで小ステップワゴンとでも呼びたくなるほどスタイリッシュなものとなっています。 平成13年9月にマイナーチェンジを受け、スポーティなSパッケージも登場し、ますます魅力的になったこの車、「1BOXは荷物を載せるためだけの車」と思っている方も、ぜひチェックしてみてください。 見終わった時には購入予定車の候補に挙がっているかもしれませんよ。
※バモスの新シリーズ「ホビオ」の情報を6ページ以降に追加しました。 なお、初めてご覧になる方はこのページから順番にご覧いただくことをお勧めします。
とにかく大きく迫力のあるフロントフェイスです。 これはバモスに限ったことではないのですが、新規格になってからの軽1BOXは本当に大きく立派になりましたね。 ナンバーが白だったら、誰も軽だとは思わないでしょう。 しかし、表情はどことなく愛嬌があって、迫力がありながらかわいいとも思えるデザインがうまいですね。 実際に、この車は1BOXにしては珍しく女性にも人気があり、私の周りでも(家族用でなく)自分用の車として乗っている女性もいるくらいです。 とても同社の軽トラック(アクティ)のグリルとバンパーを変えただけには見えません。さすがです。 グリルに入った太いメッキと、TURBOのエンブレムが効いています。
1BOXなので、当然ながらスペース効率優先で、サイドパネルはほぼ垂直になっています。 全高は1775mm(Sパッケージは1755mm)となっていて、男性の平均身長よりも高いくらいです。 洗車は基本的に脚立などがないとできません。(タイヤの上やサイドシルにのってルーフを洗うこともできなくはないですが、ちょっと危ないですね) グレードはM、L、ターボの3種類で、それぞれ2WDか4WDを選べますが、ターボは4ATのみとなります。 写真の車はターボのSパッケージ付きで、25mmローダウンサスペンションや専用アルミホイール、専用インテリアなどが装備された若年層を意識したモデルとなっています。
広そうですね。いや広そうではなくて広いです。 基本的なフォルムは商用1BOXのアクティバンと同じなのですが、Cピラーをブラックにすることでリアサイドウィンドウが大きな1枚もののように見え、これが室内をより広く、そしてスタイリッシュに見せています。 また、控えめながらエアロタイプバンパーやサイドスカートも全車標準されていて、これもスタイリッシュに見える要因です。 本当にステップワゴンをそのまま小さくしたようなデザインです。 1BOXってこんなにかっこいいんですね。
ボディ中央にくびれを設けて、シャープな印象を与えているのが印象的です。 リアバンパーの端に少し動きをつけるなどの細かい演出のおかげで、ファミリーカーという雰囲気がしないのが良いですね。 パーソナルカーとしても十分に通用するデザインセンスはまさに「ミニバンのホンダ」ならではです。
ピラー部に設けた大型リアコンビランプが印象的なリアビュー。 ルーフの両端に少し盛り上がりをつけて、筋肉質な力強さを演出しているあたりは細かいです。 直線的なライン構成の中で、リアウィンドウの上部がルーフに回りこむように丸くなっているのが未来的な印象を与えています。 面構成もきれいだし、とにかく大きいので、とても軽のリアビューとは思えません。 このまま「次期ステップワゴンのリアビューです」と紹介されたら信じてしまいませんか?(ちょっと誉めすぎかな?)
それでは、普段あまり注意して見ている人は少ないと思われる外装パーツを中心に細かく見てみましょう。
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