SUZUKI ツイン ガソリンB
私、このシートはかなり気に入りました。 小さなボディからは想像できないほどサイズが大きいのです。 シートバックは頭の上までしっかりサポートしてくれますし、座面も奥行きがあるので太ももをしっかり支えてくれます。 座り心地は非常に柔らかく、少し柔らかすぎるかな?と思えるくらい。 左右のサポートも柔らかめで、短距離での移動で快適なように設計されているようです。 長距離だと逆に腰が疲れそうな気もしますが、この車の使われ方を考えればこれで正解でしょう。 2シーターなので後席の居住性や視界などを考慮する必要がなく、ドライバーにとって理想の空間を確保することだけを考えればよいので、このような快適なコクピットが実現できたのだろうと思います。 運転席はスライドやリクライニングもできますから、ほとんどの体型の人が無理なく運転できると思います。(助手席はスライドなし) ツートンカラーの色使いもいいですね。
ドアトリムはちゃんと布張りで、ドアアームレストも大きめなので使い心地は良いです。 パワーウィンドウスイッチの位置も使いやすいし、ドアポケットはネット式を採用していて使い勝手も良いですね。 しかし・・・みなさんお気づきだと思いますが、なんと一部鉄板むき出しではないですか。 もう10年以上前の話になりますが、旧規格の軽ではこのように鉄板むき出しの車というのは珍しくなかったんですよね。 今でもネイキッドなど一部の車種では「演出」としてこういうことをやっていますが、ツインの場合は何か懐かしい気がするのです。 「ああ、軽だなぁ。」と、そんな気がします。
そして、そのむき出しの鉄板はピラーにまで及びます。 この眺め、昔の軽を知っている人なら「懐かしいなあ」と思うでしょ? メーカーによれば「ボディカラーをアクセントにした演出」なのだそうです。 確かにキレイに塗装してありますし、コストダウンというよりは演出の意味合いが強いのでしょう。 この車、本当に「軽らしい軽」なんですよ。 みんなが同じ方向性というのではなく、こういう車もあってもいいですよね。 しかし、最近は万一のときの乗員保護のためにピラーに衝撃吸収剤などを詰めていることが多いのですが、この車は大丈夫なのでしょうか。
全体的にシンプルなインテリアですが、ちょっとした遊び心も忘れていません。 サンバイザーはセンターパネルなどとコーディネートしてブルーグレー色になっていますし、よく見ればバックミラーは楕円型になっています。 なかなかおしゃれですよね。 また、バニティミラーはしっかりと大型のものを標準装備していて、フタはチケットホルダーになっています。 全体の装備は簡素化しながら、毎日使う部分にはしっかりとこだわりを持っているというところは、なかなか好感が持てますね。
まだ気になる部分が残ってますね。チェック、チェック。
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