SUZUKI ツイン ガソリンB
インパネはとにかくシンプルで、普通ならあるはずのものが無かったりします。 何が無いかって? まずはグローブボックスがありません。 何もそこまでやらなくても・・・と思いますが、とにかくありません。 また、ステレオもありません。 そしてなんと、エアコンの吹き出し口も2つしかありません。 これ、真夏に二人で乗っているときは冷風の取り合いになるかもしれませんね。 暑がりの方は覚悟が必要です。 その他の特徴としては、やはりセンターメーターの採用でしょう。 センターメーターの見やすさについては賛否両論ありますが、この車の場合は表示が大きくて位置も高めに設定してあるので、それなりに見やすいと感じました。 すべてのスイッチ類をセンターパネルにまとめたことによってコストダウンの効果もあるのだろうと思います。 センターパネルはやや運転席側に傾き、ブルーグレーの塗装が施され、それと同色でワゴンRなどと同じデザインのハンドルを採用したことなどによって、意外にもそれなりの質感を感じさせるコクピットになっています。 エアコンのスイッチはダイヤル式で操作性も良く、カテキンエアフィルター採用で車内の空気はいつもクリーン。 一人で乗るには意外と快適かも。 スピーカーはインパネ上部に2つ装備されているので、エアコンの下の1DINサイズのスペースにステレオを装備すればちゃんと音楽も聴けます。 エアバッグは「ガソリンA」以外は両席とも標準装備となります。
辺りが薄暗くなっていたので、イルミネーションを点けて撮影してみました。 ホワイトの透過光がキレイでくっきりとしているので、とても見やすいです。 また、表示もとても大きいので、すぐに情報が確認できます。 コストにこだわっているわりには、トリップメーターは液晶式を採用し、燃料計も液晶デジタル表示、そして燃料残量警告灯まで装備していて、メーターの質感や使い勝手はなかなかのもの。 走りに直接結びつくことだけは手を抜かないという方針のようです。 「Twin」のロゴまで入って、この車の中でもっともこだわっている部分ではないでしょうか。
この車は3ATのみの設定で、ハイブリッド車は4ATのみ。(ガソリンAは5MTのみ) ウォークスルーを必要とする機会はほとんどないと考えられるため、操作性を重視してフロアシフトを採用しています。 パーキングブレーキもサイドレバー式で操作性重視。 シフトレバーはKeiと同じ部品だと思いますが、個人的にこの形と握り心地は好きです。 センターコンソールのデザインもなかなかいいですね。 先端には2人分のカップホルダーとコインホルダーもついていて、使い勝手もなかなか良いです。 ただし、カップホルダーの位置がやや低いのと、コインホルダーの位置が外から丸見えのところというのが気になります。 防犯面を考慮して、できれば現金は外から見えないところにおきたいですものね。
センターメーターを採用したおかげで、こんなところにトレーができました。 それなりに広いので、外から見られてもよくて、なおかつ日焼けしてもよいものならたくさん置けます。 ただし、白いものを置くとガラスに映りこんで視界を妨げる恐れがあるので注意が必要です。 あれ?あまり使えないかも? でも、この車は収納スペースが限られていますし、最近はインパネの上に何も置けない車が多くなっていますから、これはなかなかうれしいですね。 ナビのモニターを置くスペースにも使えそうですが、ちょっと運転の邪魔でしょうか。
次もインテリアを中心に見てみます。
|