HONDA ザッツ
インパネのデザインも、最近の車とはちょっと感じが違います。 十数年前のホンダ車を知っているひとはなんとなくわかると思いますが、インパネの上面が手前に傾斜しています。 これによって、特に助手席の人は、圧迫感がなく広々とした前方空間を感じることができます。 センターパネルはメタリック塗装が施されていてクールな印象ですが、エアコンのスイッチが今どきレバー式なのはちょっとがっくりです。 おそらくメタリックのパネルに似合うようにということでしょうが、操作のしやすさや質感ではダイヤル式やプッシュ式のほうがいいですよね。 オーディオはCDプレーヤー+2スピーカーが標準となります。 オプションでここにNAVIをつければ画面がちょうど見やすい位置になります。
メーターフードはこのとおりメタリック塗装された円形のものとなっていて、その中におおきなスピードメーターが配されます。 オートマのみの設定ながら、ちゃんとタコメーターを装備しているところはうれしいですね。 トリップメーターも液晶タイプを採用して視認性と質感をアップさせています。 夜間はオレンジの照明で指針自体が発光するのでくっきりと見やすくなっています。 それにしてもよくこれだけのスペースに収めましたね。とても見やすいメーターです。
収納スペースはなかなかのレベルです。 グローブボックスは位置が高くて使いやすく、その下は大きめのインパネアンダートレイとなっています。 センター部にも小さなトレイがあります。 灰皿のデザインもスッキリとしていてなかなか良いですよ。
ドライバー側にもドライバーズポケットがあり、手帳やリモコン、ガムなどちょっとしたものを置くのに便利ですね。 しかし、気に入らないのがその上にあるパワーウィンドウスイッチ。 最近はほとんどの車がドアアームレストの上面に設置しているのに、この車はインパネについています。 これだと、操作時にいちいち手を伸ばす必要がありますし、スイッチの形も操作しづらいです。 コストダウンのためにライフのパーツを流用したのだと思いますが、これは改善してほしかったです。
3ATのコラムシフトを採用しているので一応ウォークスルーは可能なのですが、カップホルダーが邪魔です。 邪魔な上に位置が低いので、ジュースなどを取る時も前かがみにならないといけません。 これはインパネ格納式にすべきでしたね。 また、パーキングブレーキはフット式でなくサイドレバー式を採用していますので、ベンチシートや座席間の収納BOXといった装備もありません。 せっかくコラムシフトを採用するのなら、座席間の有効活用を考えて欲しかったですね。
まだまだ気になる内装をチェックします。
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