HONDA ザッツ
一番の特徴とも言えるヘッドライト周り。 レンズに色がついているのかと思ったら、レンズはクリアーで中のメッキ部分にブルーの色がついているみたいですね。 それにしても、車の外装とは思えないほどきれいです。 ボンネットからレンズそしてバンパーへと続く段差のないなめらかなラインがとても美しいですよ。 他の車とはまったく違いますから、ぜひとも一度実物を見て欲しいです。 当然ながらウィンカーもすべてマルチリフレクター式ですが、ディスチャージヘッドライトではありません。
やってくれましたね。 マルチリフレクター式のリアコンビランプ。 このクオリティの高さを見てください。 まったくレンズカットがないので、点灯時はとても明るくキレイなはずです。 シンプルですが、非常にセンスが良いデザインだと思います。 このおかげでリアビューの質感も大幅にアップされています。
ここも注目です。 ボンネットとフロントウィンドウの間に溝が設けてあり、ここにフロントワイパーとウォッシャーノズルを格納しているのです。 これによって、ボンネットフードにはまったく突起物がなく、流麗なラインを壊してしまうワイパーもまったく見えないので、すっきりとした高級感があります。 また、車内からもワイパーがまったく見えないので、長くワイドなボンネットがよく見えて高級な車に乗っているかのような印象が味わえます。 「モノデザイン」といったら徹底的に面の美しさを追求するというこだわりが感じられます。 やるならここまで徹底して欲しいですよね。
リアも個々のパーツにまで美しさにごだわっています。 使用頻度もほとんどなく機械臭さを感じてしまう鍵穴はあっさり廃止していますし、バックドアハンドルもボディ面に対してフラットに埋め込まれています。 不要な飾りは一切なく、ホンダのマークのみが誇らしげについています。 リアワイパーもスッキリとデザインされていて樹脂製なのかと思いましたが、実際には鉄製でした。 鉄製でもこんなデザインができるのなら、他社もこのくらいやってほしいですね。 10年前と変わらないようないかにもワイパーというデザインのリアワイパーは、リアビューの質感を大きく低下させますからね。 車名のステッカーは、見る角度によって色が微妙に変化するマルチカラータイプとなっていて、本当に隅々までこだわっているのがわかります。
どうです?この堂々とした感じ。 ワイパーも見えないし、ウォッシャーノズルもない。 長くてワイドなボンネットに美しい面で構成されたパネル。 このアングルだと、ここまで解説してきたことをなんとなく感じてもらえると思います。 実車を見る機会があったら、まず正面に立ってこのアングルで見てみてください。 きっとこの車の独特の風格とモダンさ、そして高級感を感じてもらえると思います。
それでは、次のページからは内装に注目して見てみましょう。
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