DAIMLERCHRYSLER スマートK
ドアハンドルもおもしろいところについてますね。 しかも、縦型のグリップ式。 ちょうど胸の前あたりの位置になっているので、力が入れやすく使いやすいです。 よく見ると親指が当たる部分にはすべり止め加工がされていて、より確実な操作をサポートしてます。(細かい!) 塗装されていないのはちょっと残念ですが、黒いボディラインとつながっているので特に気になりません。 まるで家のドアを開けるような感覚でおもしろいですよ。
全長2560mmの小さなボディにこの大径タイヤ。 タイヤサイズは前が135/70R15、後ろが145/65R15となっていて、前後でタイヤの太さが違います。 それにしてももう少し太くていいと思うんですけど。 135という幅は、ミラやアルトといった小型の軽の商用タイプについているタイヤのサイズです。 ターボ付きのこの車にはちょっと不安に思えます。
しかし、そんな不安を解消するかのごとく、安全装備は充実しています。 ABSはもちろんのこと、スタビリティコントロールまで標準装備してしまっているのです。 スタビリティコントロールとは、カーブなどで横滑りやスリップのの危険を感知すると、エンジン出力を抑えたり、内側のタイヤにブレーキをかけたりといったことを車が自動的にやってくれて、レーン上をキチンと走れるようにしてくれるというスゴイ装備なんです。(もちろん無謀運転までは制御できません!) 国産車でもダイハツやスズキなどが設定していますが、ともにオプション。 127万円の本体価格で標準装備してしまうなんて驚きです。 これがついているので、こんな細いタイヤでも大丈夫なんですね。
この丸いのは、フューエルリッド(給油口の蓋)です。 デザインが凝っていますね。 まれにステッカーでこんな雰囲気を味わえるようにしているものもありますが、こちらは本物。 ガソリンスタンドで、スタンドのお兄ちゃんが「お!?」という表情をするのが目に見えるようです。 ちょうどふっくら膨らんだリアフェンダーの上にあって、存在感バッチリですね。 それにしてもこのリアフェンダーは大きいです。本当に軽なんですか?
マフラーだって普通じゃありません。 下向きに目立たなくついてます。 下向きになっていると、後ろで荷物を積み込んでいるときに足に直接排ガスが当たらなくていいんですよね。 黒いパイプはサスの部品の一つだと思いますが、この太いパイプを見るだけで安心感があります。 実はこの一帯はクラッシャブルゾーンになっていて、衝突の時には中にある衝撃吸収構造になった部品が変形して衝撃を緩和します。 で、なんと15km/h以下の衝突ならこの部品を交換すればキャビンスペースはそのまま使えるというから驚きです。
そろそろ内装も見てみましょうか。 天井はちゃんと布張りになっていて、しかも見た目にはスウェード調に見える質感の高いものです。 色も明るいグレーで開放感がありますね。 そして、普通ならなんのおもしろみもなくデザインされてしまうサンバイザーまで、ツートンカラーのオシャレなものになっています。 見えるものはすべてきちんとデザインされているところは本当にこの車ならではですね。 車内に入っただけで明るい気分になってしまいますよ。
次のページもオシャレな内装についてです。
|