DAIHATSU ネイキッドF
マルチリフレクター式の角型ライトはとてもキレイで高級感があります。 Gシリーズには標準またはオプションでディスチャージヘッドランプがつきますが、このFシリーズはハロゲンランプのみの設定で、ちょっと残念です。 ポジションランプ(スモールランプ)が中央寄りについているのがわかりますか? 今まではヘッドライト部分全体が暗く光るのが普通だったのですが、特に最近のダイハツ車はこのようにヘッドライト部の一部分だけが光るようにするのが流行りみたいですね。 明るくて視認性が良いのとデザイン上のアクセントになるのがいいのでしょう。
ウィンカーも良くなりましたね。 クリアタイプでレンズカットもきれいになりました。 それに、旧型では取付ネジが見えていたのにそれもちゃんと改良されてます。 本当に質感の高いフロントマスクになりました。 バンパーのネジ穴がなければなあ・・・。
テールランプもずいぶん凝った造りになっています。 クリアタイプでマルチリフレクター式。 大型化によってかなり存在感のあるものになっています。 しかし、依然としてこの全面クリアタイプには抵抗のある人も多いはず。 思いきって標準採用してしまうところはさずがダイハツです。 一部グレードでは色付きのものとなっていて、個人的には色付きのほうが好きなので、オプション設定のほうがうれしかったですね。
この車で一番気に入っているのはこのドアハンドル。 軽では珍しいグリップ式で、その上メッキ仕上げ。 見た目にも非常に高級感がありますし、指をひっかけるのではなくしっかりと握れるので、操作の確実性や安心感が違います。 手前のドアヒンジが丸見えで目障りな気もしますが、これにはちゃんと理由があるのです。
その理由がこれ。 車のドアは一般的には60度くらいまでしか開かないのですが、この車のドアはなんとほぼ直角まで開くのです。 通常の乗り降りではそこまで開かなくても不便はありませんが、大きな荷物や長尺物を入れようとしたときにドアが邪魔になって入らないという経験ありませんか? この車なら、ドア開口部より小さい物ならドアに邪魔されることなく確実に入れられるのです。 ちょっとした家電製品や家具などを自分で持ち帰りたいときにはとても便利ですね。 バックドアから入れればいいと言われるとちょっとトーンが下がってしまいますけど・・・。
ボンネットとフロントウィンドウは特徴があります。 まったくの平面でできていますね。 空気抵抗は大きいかもしれませんが、これがなかなか好影響を及ぼしています。 まずは運転のしやすさ。 ボンネットがすみまできっちり見えるので車両感覚がとてもつかみやすくなっています。 次に、室内の広々感。 フロントウィンドウがラウンドしていると、その分だけAピラー(フロントウィンドウ両端の支柱)が後方に位置することになり、室内を圧迫することになります。 この車の場合はウィンドウが平面で傾斜も緩やかなので、ピラーの位置が自分から遠くなり室内空間に余裕が生まれているのです。 運転席に座ってみるとかなり広く感じますよ。
なかなかおもしろい車ですよね。 内装も独特です。次のページで。
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