SUZUKI エブリイワゴン
[外観デザイン 外装パーツ インパネ周り シート周り 荷室&試乗レポ]
旧型と比べると、ずいぶん平面的なデザインになったインパネ。 しかし、軽1BOXでは珍しいベージュのインテリアを採用した点は新しいと思います。 インパネの凹凸がほとんどないので、そのぶん広々感が生まれています。 ステアリングホイールは旧型同様2本スポークですが、中央にスズキのオーナメントを配したり、一部にシルバー塗装を施すなど、質感アップが図られています。 ステアリングの位置を上下に調整可能なチルトステアリングは、全車に標準装備。 左右のルーバーにはシルバーリングが配され、使わないときはぴったりと閉じられるようになっています。 これはどうやら「アルト」や「ワゴンR」と同じ部品を使っているようですが、質感も良いですね。 両席エアバッグやEBD・ブレーキアシスト付きABSなどの安全装備は全車標準装備となっています。
メーターは、オーソドックスな2眼タイプを採用。 デザインはとてもシンプルで、これといった特徴はありませんが、そのぶん視認性はとてもよいです。 赤い指針と随所に施されたシルバー塗装が、セダンのような上品さを感じさせます。 メーターのデザインは全車共通で、廉価グレードでもタコメーターや燃料残量警告灯などすべて付いているのがありがたいですね。 燃料タンク容量は40Lです。
この車には軽1BOX初の装備がいくつかあるのですが、エアコンもその中の一つです。 PZシリーズに装備されるエアコンは、温度や風量だけでなく、吹き出し口まで自動でコントロールしてくれるフルオートタイプを軽1BOXで初めて採用しています。 わずらわしい操作が不要で運転に集中できますし、快適性も高いです。 快適性だけでなく、エアコンの操作パネルのデザインまで質感にこだわっていて、全面シルバー塗装を施し、バックライト付きの液晶パネルを装備しています。 このデザインだけを見ても、今までの軽1BOXにはない質感を感じます。 エアコンは、全車抗菌処理タイプでカテキン・エアフィルター付きとなっているので、キレイで快適な室内空間を保つことができます。
軽1BOXの中ではオーディオに対するこだわりが強いのも注目点です。 PZシリーズには、CD/MDプレーヤー(MDLP対応)+4スピーカーという充実したシステムを標準装備しています。 パネルのデザインも凝っていて、全面シルバー塗装されているので、純正オーディオにしては質感が高くなっています。 ディーラーオプションでナビゲーションシステムも用意されていますが、それに合わせてバックアイカメラや後席用モニターなど多彩なシステムアップも可能となっていて、家族で使えるミニバンとしての資質を十分に備えています。
旧型から受け継いだインパネシフトは、ガングリップタイプを採用することでより確実な操作が可能となっています。 MT車にもインパネシフトを採用しているところはユニークですね。 インパネ周りの収納に関しては、少し中途半端な感じがします。 シフトレバーの横にあるプッシュオープン式のポケットは、サイズがとても小さく、入れるものが限られそうです。 インパネ下には引き出し式のカードケースがありますが、これももっと大きくてもいいように思います。 助手席側にはトレーとフックがあり、グローブボックスにはティッシュボックスも収めることができるなど、全体的な使い勝手は悪くないと思います。 灰皿やシガーライターは装備されておらず、電源ソケットが装備されています。 なお、インパネ周辺の収納はグレードによって若干違いますので、詳しくはカタログ等で確認してください。
次も、収納関係などを中心に見ていきます。
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