DAIHATSU ムーヴ(LA150S)
(SUBARU ステラ(LA150F))
ダイハツを代表する人気車種の「ムーヴ」が、フルモデルチェンジしました。
新型ムーヴは、ボディ骨格からサスペンションに至るまですべてを見直し、総合的に完成度の高い軽の高級車を目指して開発されているのが特徴です。
デザインは、旧型のイメージを残すものの、リヤの絞り込みがなくなり昔の四角いムーヴに戻った感じです。 ムーヴの伝統であった横開きバックドアは、樹脂製になり軽くなったこともあって、上開きに変更されました。 最近のダイハツ車に共通の広範囲にわたるライン発光のLEDイルミネーションはもちろん新型ムーヴにも採用されていて、夜間のインパクトは絶大です。 また、今回、カスタムシリーズの最上級グレードとして「ハイパー」を新設定し、軽自動車とは思えない質感の高さも実現しています。
新型は、静粛性やフラットな乗り心地といった基本性能を徹底して高めたほか、ステアリングスイッチにパワーモードスイッチを新設定し、燃費重視の走りからパワー重視の走りに瞬時に切り替えが可能という、軽自動車初の機能も備えています。 さらに、自動ブレーキなどを統合した安全システムのスマートアシストもさらに進化し、後退時の誤発進も抑制する機能が追加されています。 そして、メーター内には、軽初となるカラーTFT液晶ディスプレイが装備され、見やすく様々な情報をドライバーに知らせてくれるようになっていて、その雰囲気はまさに高級車です。
その他にも、LEDフォグランプやエアロワイパーブレードなど、まだ高級車にしか装備されていないような先進装備も標準装備となっていて、いままでの軽自動車の常識を覆す装備内容となっています。 装備内容は高級車でも、経済性は軽自動車のままで、燃費は31.0km/Lと、モーターアシストを採用するワゴンRには及ばないもののワゴンタイプとしてはトップクラス。 アイドリングストップ中でも蓄冷材により冷風を供給するスマートクールも採用され、快適性も向上しています。
価格は、113万円から179万円まで。 なお、OEM車のスバル「ステラ」も同時にモデルチェンジしていますが、フロントバンパーの形状などを除けば、ほぼ同じ車です。
ダイハツは、夏に新型コペンを発売し、11月にはN−BOX対抗の巨大な新型軽「ウェイク」を発売したばかりですが、さらに人気車種であるムーヴの新型を続けて投入し、あらゆるニーズのユーザーを一気に取り込んでしまおうという考えのようです。 22日にはスズキも新型アルトを発売しますが、おそらくそれに対抗して新型ミラもすぐに投入するでしょう。 ホンダも新型車の発売を控えていて、2015年は軽自動車がもっとも注目される年になりそうです。
グレードごとの詳しい装備内容や価格などについては、下部の購入支援ツールなどでご確認ください。 なお、新型ムーヴについては、カーチェックで大量の写真で詳しく紹介しています。
今回のモデルチェンジのポイント
- LEDヘッドランプ、LEDフォグランプ、LEDイルミネーションなどを標準装備
- パワーモードスイッチ、後退時誤発信抑制、TFTカラー液晶ディスプレイ、エアロワイパーブレードなど、軽初の高級装備を満載
- 静粛性や乗り心地などの基本性能を徹底追求し、燃費も31.0km/Lと、モーターアシスト無しのワゴンタイプとしてはクラストップを実現
- バックドアを伝統の横開きから上開きに変更
- ボディカラーに2トーンカラーを設定し、ハイパーには一部に本革を使用したシートも採用
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