SUZUKI アルト
(MAZDA キャロル)
スズキのベーシック車種「アルト」が、フルモデルチェンジしました。
新型アルトは、ガソリン車トップの低燃費と、懐古的で斬新な外観デザインを採用したことが特徴です。 そして、もうひとつ、かつて人気を博したスポーツモデルのアルトワークスの後継モデルが復活するというのも大きなニュースです。
外観は、旧規格のころの軽のような角張ったデザインが特徴で、最近では珍しいグリルレスデザインを採用しています。 また、リヤコンビランプをリヤバンパーの低い位置に採用したり、バックドアのみ別の色にすることができるなど、他の軽とは明らかに異なる雰囲気を持った車となっています。
インテリアも直線的なデザインで非常にすっきりしていて、ベーシックカーらしく万人受けする雰囲気に仕上がっています。 装備内容はシンプルなものとなっていますが、自動ブレーキやエネチャージも採用され、上級車種同等の安全性・快適性が確保されています。
特筆すべきなのは燃費性能で、ハイブリッド車ではないのに、37km/Lというガソリン車世界最高レベルの燃費を実現しています。 また、トランスミッションには、CVTや5MTのほかに、新たに自動クラッチ式のセミオートマを初採用し、オートマ免許でマニュアル車同等のキビキビした走りも楽しめるようになっています。
価格は、約85万円から約125万円まで。 OEMモデルとなるマツダのキャロルも同様にモデルチェンジしていますが、グレード体系などは若干異なります。
軽の燃費競争も激化の一途ですが、ついにハイブリッドカーと並ぶレベルにまで向上してきました。 それでいて、価格はハイブリッドカーの半分以下なのですから、軽の底力は計り知れないですね。 2015年4月の軽自動車税アップを前に、各社とも新型車を相次いで投入していますが、どれも性能が素晴らしいだけでなく、デザインも個性的で、軽もついにデザインで勝負する時代が来ました。 2015年からは、価格や環境性能だけでなく、デザイン面でも軽が車ファンを魅了する存在になるでしょう。
グレードごとの詳しい装備内容や価格などについては、下部の購入支援ツールからメーカーのWEBカタログや新車見積もりサイトなどでご確認ください。 なお、新型アルトについては、カーチェックコーナーにて豊富な写真で詳しく紹介しています。
今回のフルモデルチェンジのポイント
- 37km/Lという、ガソリン車トップの低燃費を実現
- 5MTのクラッチ操作を自動化したセミオートマを新設定
- 遅れてターボモデルが復活し、超軽量ボディ+ターボエンジンの強烈な走りと個性的な外観も復活
- 低価格で装備もシンプルながら、自動ブレーキなどの安全装備は充実
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