SUBARU ディアスワゴン
※写真はOEM元のアトレーワゴンのものです。
スバルの軽1BOX「サンバーディアスワゴン」が、「ディアスワゴン」に名称変更してフルモデルチェンジしました。
今回のフルモデルチェンジは、軽自動車としてはダイハツからスバルへのOEM第一弾となるもので、ダイハツの「アトレーワゴン」をベースに、エンブレムをスバルのマークにするなどして、新型「ディアスワゴン」として発売しました。 旧型は4気筒リヤエンジンや4輪独立サスペンションなど独自のメカニズムを満載した車でしたが、モデルチェンジに伴いダイハツからのOEMとなったことで、それらのメカニズムは一切継承されていません。 しかし、それと引き換えに電動スライドドアやオートエアコンといった快適装備が満載されています。 新型は、基本的なデザインや性能に関しては「アトレーワゴン」と共通ですので、興味のある方はアトレーワゴンのカーチェックを参考にしてください(内容はデビュー当時のもので、現在はマイナーチェンジしていますので、一部変更になっています)。
新型「ディアスワゴン」のグレード構成は、「LS」「RS」「RSリミテッド」の3種類で、全車4AT+ターボエンジンとなっています。 4WDはすべてのグレードに設定されています。 ボディカラーは、ブルー、ブラック、ホワイトパール、ブラウン、シルバーの全5色。
価格は、最上級グレードの「RSリミテッド」で、1,569,750円(2WD)などとなっていて、旧型と比べると全体的に価格アップしています。
スバルは、軽自動車の生産から撤退することをすでに決めていて、今後は順次ダイハツからのOEMを受けることになっていますが、その第一弾がこの「ディアスワゴン」ということになります。 独自のメカニズムが姿を消し、5MTの設定もなくなるなど、従来からサンバーを愛用しているユーザーにとっては戸惑いを覚えるモデルチェンジだと思いますが、今回フルモデルチェンジをしたのは乗用車だけで、商用車の「サンバー」に関しては、従来型の一部改良に止めていますので、従来型のメカニズムにこだわるのであれば、商用バンを購入するという救済策が残されています。 しかし、これもいつまで続くのかわかりませんし、その他の軽乗用車に関しては、こういった救済策は取られないはずですので、スバル独自のメカに魅力を感じている人は、そろそろ具体的な買い替えを検討しなくてはいけなくなりそうですね。 今回のOEM開始によって、残りの車種のOEMも一気に進むものと思います。 ダイハツのどの車種がスバルにOEM供給されるかなど、今後の動きに一層注目が集まることになるでしょう。
今回のフルモデルチェンジのポイント
- 新型はダイハツ「アトレーワゴン」のOEM車で、名称を「ディアスワゴン」に変更
- 4気筒リヤエンジン、4輪独立サスペンション、スーパーチャージャーなど、軽乗用1BOX唯一のメカニズムはすべて先代限りで終了
- 電動スライドドアやオートエアコンなど、快適性の面では従来型から大きく進歩
- 5MTは廃止され、3ATが4ATにグレードアップ。エンジンはターボのみ
- 商用車の「サンバー」は従来型を一部改良
|
|