注目人気車新型軽自動車　ダイハツ　ムーヴキャンバス（LA800S）

フロントから見た印象は、ムーヴの屋根だけを低くした感じです。N-BOXとN-BOXスラッシュの違いに近いですね。写真の車は、最上級グレードのGメイクアップSA2。
フォルクスワーゲンバスのような独特の色分けのツートンカラーも特徴のひとつです。こちらのカラーは、パールホワイト3×ファインミントメタリック。
全高1655mmのハイトワゴンでありながら、このクラス唯一となるスライドドアを装備しているのが最大の特徴です。
カラーは全17色あり、単色カラーのほかにもホワイトのツートンとグレーのツートンがあります。さらに、メイクアップグレードにはメッキパーツがたくさん装備されます。

四角いけどかわいくて威圧感のないリヤビュー。バンパーについているセンサーは、誤発進抑制システムの後方対応のためのものです。
Gグレードには、軽初となるAFS付Bi-AngleLEDヘッドランプが装備されます。これは、ステアリング操作に応じて照射範囲が変化するというもので、カーブでも見通しがききやすくなります。また、LEDヘッドランプはハイ／ロー切替式なので、ハイビーム時も遠くまで明るく照らすことができます。
ブレーキランプもかなり凝った造りになっています。ランダムに散りばめられたLEDが、それぞれレンズカットによってキラキラ光るだけでなく、それぞれのランプの奥行きもバラバラなので、丸いレンズの中に宇宙空間が広がっているかのような独特の雰囲気があります。
メイクアップグレードはメッキドアハンドルが装備され、高級感も増します。さらに、電動スライドドアにはドアロック予約機能がついていて、スライドドアが閉まってる途中でリモコンを操作することで、その後のドアロックまで自動でやってくれるという優れもの。スライドドアが完全に閉まるまで車の前で待つ必要がありません。

この車には、自車を真上から見た映像が映し出されるパノラマビューが装備されています。4方向にカメラが装備されていて、それぞれの映像を合成してパノラマビューが表示できるほか、状況に応じてサイドカメラのみを表示させたり、フロントカメラと同時に表示させたりと、あらゆるシーンで便利に使えるようになっています。
こちらがパノラマビューの映像です。オプションの8インチメモリーナビは、大画面なのでとても見やすく、カメラの性能も優れているので周囲の状況がはっきりわかります。これなら、車庫入れが苦手という人でも安心して運転できますね。
タイヤサイズは155/65R14。アルミホイールの設定はなく、14インチホイールキャップのみとなりますが、グレードによりデザインが異なり、メイクアップグレードではホイールキャップもツートンカラーとなります。
フロントワイパーにもカバーついていて、安っぽさがありません。ボンネットが短く、フロントウインドウの傾斜も少ないので、サイズ以上の広々感があります。

ボンネットやダッシュボードの高さがやや低めになっているので、ボンネットがよく見えて運転しやすくなっています。また、ワイパーも視界の邪魔をしないように設計されています。
直線的で横方向に広さを感じるインパネデザイン。メイクアップグレードは、アクセントカラーパネルやメッキパーツなどが装備され、おしゃれでかわいいインテリアになっています。
インパネはかなり奥行きがあり、スーパーハイトワゴンなみの広々感があります。
センターメーターは、インパネの奥行きがあるせいでドライバーからかなり遠く感じ、正直なところ視認性が良いとは言えません。特に天気の良い日は情報が読み取りづらく、ここはマイナスポイントだと感じました。普通にステアリングの背後に自発光メーターを装備してくれたほうが見やすいと思います。

たった1インチの違いでもかなり大きく感じる8インチナビ。サイズが小さい軽自動車だからこそ、余計に大きく感じるのかもしれません。この車にはメーカーオプションのナビは装備されず、ディーラーオプションでの対応となります。メーカーオプションでは、パノラマモニター対応ナビ用パックかバックカメラのみ対応ナビ用パックのどちらかを選択し、それに対応したナビをディーラーオプションで装備するということになります。なお、パノラマモニター対応パックは4つのカメラにステアリングスイッチ、そして6スピーカーがセットで装備されるのですが、これがわずか54,000円というのはかなりお買い得なので、ぜひ装着したいオプションです。
Lグレード以外にはプッシュ式のオートエアコンが標準装備されます。あまり高級感はなくディスプレイも小さいですが、この車の雰囲気には合っている気がします。エアコンパネルの上のかなり目立つ位置にハザードスイッチがあり、初めて乗っても見つけやすく押しやすい位置になっているのは好感が持てます。
ステアリングの脇にはスライドドアなどのスイッチが並びます。Lグレード以外はプッシュボタンスタートになります。
プッシュオープン式のドリンクホルダーは、エアコンの風で保温・保冷ができる位置に設置されています。

センターメーターの採用により、ステアリング後方にインパネアッパーボックスを装備。
メイクアップグレードに装備されるアクセントカラーは、写真のファインミントのほかにも、ミストピンクやマイルドモカも用意されていて、ボディカラーによりアクセントカラーも異なります。また、オプションでブラックインテリアも選ぶことができます。助手席のドリンクホルダーもプッシュオープン式。
クッションの厚みがありゆったりしているのにサイドサポートもしっかりしているフロントシートは、なかなかの座り心地です。インパネの奥行きがありフロントウインドウが遠くにあるおかげで、ハイトワゴンでありながらスーパーハイトワゴンのような広々感があります。
センターアームレストは、長さは標準的ですが、幅は広めで高さもちょうどよいです。プラスチック製のフタがついているのでやや硬めです。

センターアームレストボックスは大容量。
パノラマモニター対応8インチメモリーナビ（ディーラーオプション）には、インパネ下部のUSB端子とHDMI端子も付いてきますので、スマホとの連携が楽しめます。スマホで撮った動画を8インチの大画面で楽しむといった使い方もできそうですね。
リヤシートは、クッションの厚みはフロントほどではないものの、座面が長く太ももをしっかり支えてくれるので長距離でも疲れにくそうです。足元はかなり広く、頭上も座高の高い私でもこぶし1個分くらいの余裕があります。スーハーハイトワゴンのように頭上にいくらでも余裕があるという感じではないのですが、一般的なハイトワゴンよりは広く感じます。実際、室内長も2115mmで、スーパーハイトワゴンに迫る数値です。また、室内幅は1345mmもあり、ルーフの絞込みもほとんどないため、横方向の余裕はかなりあります。
この車の最大の特徴ともいえるのが、この『置きラクボックス』です。リヤシートの下に大容量の引き出しがついています。デザインも非常に上質で、ここだけ見るとちょと高級なミニバンのセカンドシートのようです。軽自動車の場合は、リヤシートの下がスカスカになっている車がほとんどなので、このようにしっかりカバーされていると、それだけで高級感が出ますね。

そして『置きラクボックス』を引き出すと、このようになります。足元のスペースに余裕があるおかげで、これだけ大きな引き出しが使えるのです。しかし、これだけではちょっと深さが足りないようにも感じますよね？でもご安心ください。（→次の写真へ）
『置きラクボックス』には、さらに折りたたみボックスが内蔵されているのです。この折りたたみボックスを組み立てることにより、深さのあるボックスとして使うことができるのです。これはいままでになかったすばらしいアイデアですね。ここに荷物を入れておけば、ブレーキ時やカーブ時に物が滑り落ちたりすることもないわけです。買い物時などに重宝しそうな、とってもうれしい装備だと思います。
折りたたみボックスはマジックテープで固定するようになっているので、このように取り外すこともできます。荷物をボックスに入れたまま持ち運ぶという使い方もできますね。
リヤシート、左右独立で240mmのスライドが可能です。これだけ動けば文句なしですね。

リヤシートのスライドレバーは座面横についています。軽自動車では座面下についているものが多いのですが、このように横についていれば座ったままで操作しやすいですね。
シートバックには回転格納式のフックが装備されています。
フロントドアトリムにもアクセントカラーがあり、ドアハンドルもメッキでおしゃれな感じです。ドアポケットは深さがないのであまり使えないかもしれませんが、ドリンクホルダーも確保されていて、ドアアームレストも幅広なので、質感も使い勝手もなかなかのレベルだと思います。
おしゃれな雰囲気のフロントに対して、リヤドアトリムは単色でアクセントカラーも無く、まるで商用車のような雰囲気です。フロントとのギャップが大きく、ここはもうちょっと工夫してほしかったところですね。また、ロールブラインドがないのもちょっと残念なところです。

グローブボックスは標準的なサイズで、車検証入れや説明書などでいっぱいになってしまいますが、その上のインパネトレイをうまく使えば日常使いには問題なさそうです。
インパネロアポケットは大容量で、その脇にはショッピングフックも装備しています。
助手席のシート下にはシートアンダートレイも装備。
後席用のドリンクホルダー＆ポケットも確保しています。

グローブボックスは標準的なサイズで、車検証入れや説明書などでいっぱいになってしまいますが、その上のインパネトレイをうまく使えば日常使いには問題なさそうです。
インパネロアポケットは大容量で、その脇にはショッピングフックも装備しています。
助手席のシート下にはシートアンダートレイも装備。
後席用のドリンクホルダー＆ポケットも確保しています。

グローブボックスは標準的なサイズで、車検証入れや説明書などでいっぱいになってしまいますが、その上のインパネトレイをうまく使えば日常使いには問題なさそうです。
インパネロアポケットは大容量で、その脇にはショッピングフックも装備しています。
助手席のシート下にはシートアンダートレイも装備。
後席用のドリンクホルダー＆ポケットも確保しています。