ダイハツ ミライース(LA350S)
(2017/5~)取材日:
ダイハツの軽エコカー『ミライース(LA350S)』がフルモデルチェンジしました。
ここでは、豊富な写真で新型ミライース(LA350S)の魅力を紹介していきます。
なお、装備内容などはグレードや年式により異なることがありますのでご了承ください。
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写真で見るといかつい感じですが、実物はけっこうおとなしい印象です。前に立ってみると、旧型よりもボンネットが高く、ルーフが押さえつけられたような感じに見え、ずいぶん印象が変わりました。 全体的にエッジの効いたシャープなデザインになってます。アルトほどではないですが、ミライースもわりと大胆に雰囲気を変えてきましたね。アルトと違いディーラーオプションのエアロパーツが充実しているので、さらにかっこよく仕上げることもできます。 全高は1500mmで、ホイールベースも2455mmと、サイズ的には旧型とまったく同じなのですが、全体的にボディの厚みが増し、塊感が強くなったように見えます。ライバルのアルトと比較しても、数値上はほぼ同じです。 斜め後ろから見ると旧型と面影がありますが、かつてのミラカスタムにもちょっと似ている感じです。いまでは本家ミラのほうは5MT専用車となっていて、実質的にはこのミライースが本来のミラの役目を担っていますから、ミラカスタムからの乗り換え需要も狙っているのかもしれませんね。
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後ろから見ると、リヤフェンダーの張り出しが協調されていて、幅広になったような印象を受けます。ボディカラーは全9色で、赤、青、黄色など派手な色が多く、しかもホワイト以外はすべてメタリックカラーというこだわり。おそらく、シャープなラインが強調されるようにということでしょう。 新型ミライースの外観上の一番の特徴が、このLEDヘッドランプです。上下2段に分けられ、さらにそれぞれが細かいリフレクターで構成されています。ロービーム4灯ハイビーム2灯の6連LEDは、まるでレクサスのような高級感があります。外から見るとLEDの球がどこにあるのか確認できないのですが、細かいカットのリフレクターに反射させることでキラキラした輝きを実現しています。LEDヘッドランプはX以上のグレードに標準装備ですが、ほぼビジネス用となる最廉価グレードにもオプションで装着可能というのは珍しいです。確かに、ビジネス用だからといって安全性が低くて良いということはありませんから、これはすばらしい取り組みではないでしょうか。ハイビームもLEDなので夜間の運転は安心ですね。ただ、オートライトは最上級グレードのGにしか装備されません。 リヤコンビランプは、旧型に近いイメージになっていますが、点発光からライン発光になり、さらに上部に3連LEDが追加されました。 実車を見て私が一番感動したのはここです(笑)。なんと、鍵穴がドアハンドル埋め込みになっているではありませんか!はい、そうです、他のメーカーではすでにやっていることなので、驚くようなことではないのはわかってます。でもですね、私はサイトを始めた16年前から「ダイハツ車の鍵穴の質感をどうにかしてほしい」と訴えてきたのです。しかし一向に改善される気配はなく、最近はもう諦めてその話題に触れるのをやめていたくらいなんですよ。それがついに、きれいにドアハンドル埋め込みにしてくれたじゃないですか!しかも一番安いミライースでです!おそらく多くの方にはどうでもいい話だと思いますが、私にとっては衝撃的でした。毎日目にするところだから、ここの質感にはこだわって欲しかったんです。やっとわかってもらえた・・・別に私のためにしてくれたわけじゃないですけどね(^^;
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ナビ装着アップグレードパックを装着すると、バックカメラが装備されます。が、メーカーオプションなのに後付感がひどすぎる・・・。これはバックドアハンドル部にうまく埋め込んで欲しかったですね。ちなみに、バックドアハンドルが旧型よりちょっとかっこよくなってますが、実は見た目だけではなく、電気式になっているんです。ドアハンドルを引いてロックを解除するのではなく、ボタンを押して電気的にロックが解除されます。ちょっとわかりにくいですが、ロック解除とバックドアオープンがワンタッチで一度に行える感じですね。これは軽では珍しいです。 こちらは4方向対応のコーナーセンサーで、標準装備されるのは軽自動車初です。ディーラーオプションの後付ではこれまでもありましたが、標準装備でメーター内に表示できるタイプはいままで無かったですね。標準装備だけあって見た目も目立たずスッキリしています。残念ながらミライースには全方位モニターは設定されていないのですが、コーナーセンサーがあればぶつける心配は減りますね。全方位モニターと違いナビがなくても機能するので、できるだけ価格を抑えつつ安全装備を充実させたいという人には嬉しい装備です。 新型ミライースには、先進予防安全システムのスマートアシストⅢが装備されています。タントに続いての装備となりますが、これはステレオカメラによるシステムで、歩行者にも対応する先進のものです。自動ブレーキなどの予防安全装備の分野ではこれまでスズキのほうが一歩リードしてきましたが、もっとも低価格な車種に先進のシステムを搭載したのはすばらしいことだと思います。しかも、ビジネス向けモデルにも設定があり、約90万円から先進の予防安全システムを手に入れることができます。 ワイパーも、よりクリアな拭き取りができるフラットタイプ。見た目にも高級感がありますね。一部グレードでは車速感応式間欠タイプとなっています。
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外観でちょっと気になったのがアンテナの位置です。乗り降りするときに操作しやすいようにということでしょうけど、見た目的にはなんとも中途半端な位置なので、なんか気になります。 リヤコンビランプを囲うように設置されている樹脂パーツは、空力のためらしいですけど、これはボディ同色でよかったのではないかという気がします。一応、カーボン風の表面処理になはっているのですが、ちょっと違和感がありますよね。それにしても、サイドパネルのエッジの効き方がすごいです。 タイヤサイズは、155/65R14となっていて、一般的なサイズです。Lグレード以下には13インチスチールホイールが装備されますが、こちらは新開発のもので、タイヤとともに軽量化を図っています。 インパネは基本的に旧型のイメージを踏襲してます。
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インパネ全体の質感は旧型とあまり変わりませんが、使い勝手は大幅に向上しています。 メーターの質感は大幅にアップしました。旧型同様にデジタルメーターが採用されていますが、メッキの縁取りが追加され、左側に大きなスピードメーター、右側に大きなインフォメーションディスプレイと、見やすい配置になりました。また、ディスプレイも高精細になり、様々な情報がグラフィカルに表示されるようになりました。 新型ミライースは、インテリアでの旧型との一番の近いは、収納関係の充実です。ドリンクホルダーが床からインパネに移動し、使いやすく、エアコンの風で保温・保冷もできるようになりました。 インパネにオープントレイが追加され、スマホなど身の回りの物をサッと置くことができるようになり、日常の使い勝手が良くなっています。
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グローブボックスも、標準的な容量が確保されています。グローブボックスの脇には回転格納式のショッピングフックを装備。 床には、ティッシュボックスがピッタリ入るトレイが新たに装備されました。また、ティッシュボックスを置いた下にスマホや小銭入れなどを隠して入れておくこともできます。 パーキングブレーキは旧型同様にサイドレバー式。レバーの下にも何か置けそうなトレイらしきスペースがあります。 軽自動車ではいままで無かったコーナーセンサーのスイッチ!スマートアシスト3関連のスイッチもインパネ右下部に集中配置されています。丸い部分には、最上級グレードのみエンジンスタートボタンが付きます。プッシュスタートボタンやキーフリーシステムは最上級グレードのみ標準装備で、その他のグレードは通常のキーレスエントリー(オプション設定も無し)になるので、その点はご注意を。
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エアコンは、最上級グレードのみプッシュ式オートで、その他のグレードはダイヤル式のマニュアルエアコンになります。マニュアルエアコンのデザインは基本旧型と同じですが、オートエアコンのデザインは最新のものに変更されていますので、質感を重視するなら最上級グレードを選ぶしかないですね。新型ミライースは約84万円からというリーズナブルな価格設定ですが、快適性を重視すると約122万円の最上級グレードを選択するしかないというからくりになっています。もちろん、内容から考えれば122万円でも安いですけどね。 ナビスペースは旧型と同じ位置で、旧型からの乗り換えでも違和感一切なしです。エアコン吹き出し口のデザインが独特ですね。 照明関係はかなりコストダウンされていて、マップランプは装備されていません。小型化したステレオカメラのおかげで、フロントウインドウの小さいミライースでもセンサー部がまったく邪魔になっていません。これならドライブレコーダーの取り付け位置に困ることもなさそうです。 ルームランプはルーフ中央の1個のみ。後席用のアシストグリップも装備されておらず、このあたりは徹底的にコストダウンされています。なお、アシストグリップはディーラーオプションで取り付け可能です。
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フロントシートは、ヘッドレスト一体型で形状も平坦なので、いかにもコストダウンされたシートという感じがしますが、実際に座ってみるとそうでもありません。むしろ旧型よりもしっかり体をホールドしてくれ、座り心地は良くなっています。 リヤシートは大きな改良はなく、広さは十分な余裕がありますが、サイズが小さくてリクライニングやスライドもなく、長時間座っていられるシートではないです。 フロントドアトリムはプラスチック感が強いですが、ドアアームレストの幅も十分にあり、価格の割には上出来といった感じです。 リヤドアアームレストは、サイズ的な制約もあり十分とはいえないものです。パワーウインドウスイッチも壁面についているので操作しにくく、車の性格上後席のことはあまり考えられていません。
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ビジネス用としても需要のある車であるため、室内長はアルトより15mm短い2025mmまでとして荷室のスペースをしっかり確保しています。 荷室の床下は、このように収納スペースになっていますが、パンク修理キットなどが入っているため、大きな物を収納するスペースはありません。 リヤシートを倒すと、このように荷室を拡大できます。シートバックの高さが高くないので、奥行きはやや短めです。 新型ミライースは、徹底した軽量化が図られています。バックドアをはじめ、フロントフェンダーや燃料タンクなどまで樹脂化されています。その他、サスペンションやシートなどあらゆる部分を軽量化し、なんと650kgという超軽量ボディを実現しています。アルトの最軽量モデル(610kg)には及ばないものの、同じCVTモデルで比較すると同レベルになります。旧型と比較すると実に80kgもの軽量化を実現していて、これには相当の努力があったものと想像できます。今後、ダイハツの他車種にもこの軽量化技術が生かされていくようになるでしょう。軽量ボディを売りにしているスズキとしては、大きな脅威となりそうです。最近のダイハツ車はバックドア内部もフルトリム化されていて、これは静粛性や質感の面でも有利。トヨタの完全子会社となってから、ますますダイハツの勢いが増してきた気がしますね。
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ミライース(LA350S)の全国の中古車相場と在庫状況
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ミライース(LA350S)の全国中古車一覧
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ミライース(LA350S)の買取相場
軽自動車は、中古車市場では高値安定で推移していますので、買い取り額も高い傾向があります。
買取相場は、車種や車の状態などによって違ってきますので、売却や下取りを検討している人は、事前にこちらで適正な買取相場を調べておくことをおすすめします。
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