スズキから、かつての人気車種「アルトワークス」の後継車種(東京モーターショーで、ターボRSは後継車種ではなく、別グレードとして正式にアルトワークスが復活することが発表されました。)となるスポーツモデル「アルトターボRS」が発売されました。
ここでは、豊富な写真でこの車の魅力を紹介していきます。
なお、装備内容などはグレードや年式により異なることがありますのでご了承ください。
各画像をクリックすると拡大画像と説明が見れます。javascriptをonにしてお楽しみください。
アルトターボRSは、ベースはアルトですが、エンジンルームから足回りまで随所に専用設計品を使うこだわりのスポーティカーです。
見た目が違うのはもちろんですが、その走りもベースのアルトとは当然異なります。
専用に改良されたターボエンジンと670kgという超軽量ボディによる加速感は、シートに押し付けられるというほどではないものの、胸のすく思いどおりの加速が味わえるといった印象です。
絶対的な速さという点では、驚くほどの加速感ではありませんが、CVT車の加速とは明らかに質が違い、エンジンの力がダイレクトに加速に反映され、回転数の上昇に伴って速度も増していくので、アクセルワークと車の動きとが常に一致していて安心感と楽しさがあります。
このあたりは、機構的にはMT車と同じであるAGS(オートギヤシフト)ならではです。
ただし、AGSは新開発だけあって、まだまだ熟成が必要といった感じ。
減速時は比較的スムーズに変速してくれますが、加速時はシフトチェンジが遅く、変速ショックもかなり大きめです。
自分でクラッチ操作をするMT車であれば、もっとスムーズでクイックな変速が可能なだけに、もどかしく感じますし、同乗者に不快感も与えるかもしれません。
アルファロメオなどの2ペダルMTはかなりよくできていて楽しいですが、それを期待して乗るとがっかりしてしまいます(価格もノウハウの蓄積も違うので当たり前ですが・・・)。
実は以前に軽でも2ペダルMTを採用している車(スマートK)があったのですが、その出来がかなりひどく、楽しさよりもストレスのほうが大きかった印象があります。
それと比べればかなりマシだとは思いますが、まだまだ改良の余地があるなぁというのが正直な感想です。
トランスミッションに関しては不満が大きかったのですが、それ以外についてはかなり好印象で、タワーバーなどの追加によるがっちりした剛性感、硬めのサスペンションながら軽量ボディのためフラットかつ軽快なフットワーク、意外に高い静粛性など、約130万円という価格でよくここまでやったなと思います(自動ブレーキやHIDなどの各種安全装備もすべて標準装備です)。
見た目の存在感もありますし、ひとりで乗るぶんには気を遣わずに楽しく乗れる車だなと思いました。
しかし、よくできた車であるだけに、AGSの出来だけが本当に惜しいという気がします。
自分ひとりなら慣れでなんとかなるかもしれませんが、他人を乗せたときに違和感を持たれてしまいそうで、その点が気になります。
しかし、そこをおもしろいと感じることができれば、非常にお買い得で楽しく愛着の沸く車となるかもしれません。
軽自動車の高価格化が進む中で、安価で速いアルトターボRSの存在価値は大きいと思いますので、今後の改良に期待したいところです。
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軽自動車は、中古車市場では高値安定で推移していますので、買い取り額も高い傾向があります。
買取相場は、車種や車の状態などによって違ってきますので、売却や下取りを検討している人は、事前にこちらで適正な買取相場を調べておくことをおすすめします。
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