SUZUKI　Kei　sport

インパネは、非常に優秀なデザインだと思いますよ。
ただし、小変更でデザインが変わってしまいましたが、個人的に旧型の方が好きなので（と言うか私の車がこれなので）こちらを紹介します。

　質感はかなり高いです。惜しいのはエアコンのレバー。
　ここを見るとああ、軽だなあと思ってしまいます。（小変更でダイヤル式に変わっています）

　でも、ステアリングは本革にパンチングの極太でノーマルとは思えない質感だし、デザインも安っぽくなくてこれはさすがスズキという感じです。乗った感じはかなりスポーティですよ。

　こちらもかなり質感の高いフロントドアインナー。
ドアアームレストは布張りで質感が高く、使いやすいアシストグリップと相まって疲れの軽減を図ってくれます。 　　

　パワーウィンドウスイッチもちゃんと上面に配置されていますし、インナーハンドルの形がかっこいいです。
　オプションでメッキにしているせいもありますが、軽らしくないですね。

　ただし、ノーマルの状態では黒一色なので、できればメッキハンドル、メッキロックノブ、木目調パネルまでは標準にして欲しかったですね。
　ここまですると、普通車（それも中級者）クラスの質感ですよ。

　メーターパネルにもこだわりが感じられます。
　写真ではよくわかりませんが、タコメーターのメモリが１００回転きざみなんですよ。
　まあ、オートマなら必要ないでしょうけどやっぱりスポーツを感じられる部分です。

　色もガンメタで硬派だし、夜間の照明も緑色の透過光でとてもきれいです。

　また、オドメーターがデジタルなのはとてもいいです。
　見た目にもいいし、区間距離が２種類図れますからとっても便利。
　メーカーによっては、上級車種でもアナログメーターを使っているところもありますので、これはぜひスズキのように積極的に使って欲しいです。

　 シートについては文句ないですね。
　実は一番のウリはこのシートなのかも知れません。

　適度にホールド感はあるけど、やわらかく受けとめてくれる、上質なシートです。
　形状も安っぽくないですね。
　おまけにランバーサポートまでついてますよ。

　もう完璧といいたいけれど、写真にあるセンターアームレストはオプションなんです。
　ドアアームレストと併せて使うととても軽とは思えない快適な座り心地なのに惜しいなあ。

　リアシートは、フロントに比べるとちょっとイマイチですね。
　適度な全高のわりには１７５センチくらいの大人でも充分頭上空間は確保されていますが、ひざ周りがちょっとキツイんですよね。
　デザイン上、仕方ないんでしょうか。

　ヘッドレストの位置は高いので、首がブラ〜ンとなるようなことはないと思います。
　ドアにも小さいけどアームレストがついています。

　室内の印象は、広大ではないけれど窮屈ではない、大人４人が充分乗れるレベルではあります。

　感心するのは、天井部分の処理です。
　室内の上半分を明るいグレー色にすることによって、視覚的に閉塞感を取除いています。

　また、軽ではビニールの天井が多いのに対し、贅沢にもフェルト生地を使っています。
　これによって、特にリアシートに座った時は、かなりいい車にのっているような気がします。

　写真じゃあちょっとわかりにくいと思うので、ぜひ現車をみたときにチェックしてみてくださいね。

　さあて、いよいよ走りや装備についてチェックしてみますよ！