消費税が8%に増税されたことはみなさんご存じのとおりですが、2015年4月から軽自動車税も増税になったことをまだご存じない方も多いのではないでしょうか。
軽自動車税の税額は、基本7200円と普通車よりも格安なので、今までも再三増税の話は出ていましたが、業界や消費者からの反対もあり見送りになっていました。しかし、ついに増税になってしまったのです。しかも、金額はいきなり1.5倍に・・・。
2015年4月以降に新規登録された軽自動車については、軽自動車税が今までの7200円から、10800円になり、年間3600円も多く税金を払うことになるのです。
「こんなことなら、増税前の2015年3月までに軽自動車を買っておけばよかった・・・」という声も聞こえてきそうですが、実は、今からでも軽自動車税7200円の新車(正確には、新車と同等の状態の車)を買う方法があるんです。
その方法とは・・・
という方法です。
「未使用中古車」とは、一度登録してナンバーが付いた状態になっているものの、実際に誰も使用したことがない車のことを言います。
これは、ディーラーが販売目標を達成するために自社で登録した場合などに発生するもので、新車としては売れないので、中古車市場に流れてきます。
しかし、現実には誰も使用したことがないので、コンディションとしては新車同等です。
ここで、軽自動車税の話に戻りますと、増税になるのは2015年4月以降に新規登録された車ですので、2015年3月までに新規登録された未使用中古車なら、旧税率の7200円のままで乗ることができるというわけなのです。
そう、今から買っても、7200円の安い軽自動車税のままで乗れるんです。
しかし、未使用中古車には新車と違う点もいくつかあります。あくまで1点ものの中古車ですから、グレードやカラーやオプションが自由に選べない、車検までの期間が新車よりも短い、保管期間や保管状態によっては内外装に多少の劣化がある、といった点は了承の上で購入する必要があります。
なお、新車保証の期間内であれば、ディーラーに持っていって保証継承の手続きをすれば、新車で買ったときと同様に保証を受けることもできますので安心です。
完全な新車ではないとはいえ、誰も使ったことのない未使用の軽自動車に安い旧税率のままで乗れるというのは大変魅力的です。
すでにこのメリットに気付いている人も多く、4月以降は未使用車の人気が高くなっていますし、その数もだんだん減っていき、やがて無くなってしまいますので、軽自動車の購入を検討している人は、早めに中古車検索でお目当ての車を探し、問い合わせや在庫確認をしておくことをお勧めします。
未使用中古車の場合、遠方の店舗から購入しても、近くのディーラーで保証継承手続きをしてしまえば、その後の保証は近くのディーラーで受けられるので、その点も安心です(念のため、遠方のお店から購入する際は、保証継承の件についても確認しておくとよいでしょう)。
軽自動車は、日本独自の規格であり、ボディサイズやエンジン排気量が決められています。
小さくても広くて快適な軽自動車は、『軽』と呼ばれ、いまや新車販売の4割を占めるほどの人気となっています。
ボディサイズは、長さ3.4m以内、幅1.48m以内、高さ2m以内と決められていて、エンジン排気量も660cc以下となってます。定員は最大4名まで。
これだけ限られたサイズでありながら、室内は驚くほど広いのが当たり前で、快適装備や安全装備なども普通車となんら変わらないレベルにまで進歩しています。
毎年払う自動車税が、年間10,800円(2015年3月までの登録車は7,200円)と格安で、車検費用なども安いことから、経済性の高さでも注目されていますが、先進装備を積極的に採用したり、ユニークなデザインの車が多いことも人気の秘密です。
小さいので運転や洗車もラクですし、中古車相場も安定していますから、気軽に愛車が持てるという点で特に地方では日常生活に欠かせない車となっています。
また、限られたサイズながら本格的なスポーツカーやオープンカーなどまであり、趣味の車としても楽しめるため、多くの車好きを魅了しています。
軽自動車は、一台当たりの利益が少なく、人気もあることから、値引きはあまり期待できません。
普通車では30万円や40万円といった値引きも珍しくはないですが、軽自動車の場合は、5~10万円程度というのが一般的です。
特に発売直後の新型車やスポーツカーなどの趣味性の高い車の場合は、値引きなしというケースもあります。
軽自動車の新型車、モデルチェンジ、一部改良、特別仕様車などの最新情報は、軽自動車の新車情報から確認できます。
軽自動車は、中古車になってもあまり値が下がりません。
各車種の最新の中古車相場は、軽自動車の中古車情報から確認できます。
軽自動車は、中古車市場では高値安定で推移していますので、買い取り額も高い傾向があります。
買取相場は、車種や車の状態などによって違ってきますので、売却や下取りを検討している人は、事前にこちらで適正な買取相場を調べておくことをおすすめします。