DAIHATSU マックス RS
どうです?このインパネ。軽じゃないですよね。 曲線を多用して新しさと質感の高さを強調するデザインにインパネシフトまで採用してしまいました。 2リッタークラスのミニバンにもひけをとらない質感です。 知らずに助手席に乗った人は、まちがいなく「おおっ!これ、軽?」と言うでしょうね。 オーディオの位置も高い位置にあり、ここにナビをつければ非常に見やすくなるように設計されています。なかなかです。
でも、残念なのはステアリング(ハンドル)のデザイン。 これは今までのダイハツ車のものをそのまま使用しており、いかにも軽という感じです。 一応スポーツステアリングなんだそうですが、ウレタン製の貧弱なデザイン。 インテリアのデザイナーの方は、この優れた内装と貧弱なステアリングのアンバランスをなんとも思わなかったのでしょうか。残念です。
メーターのデザインは特に凝っているわけではないのですが、コントラストがはっきりしていて見やすいですね。 走行距離計もデジタルです。 そして、そこには現在のシフト(M1、M2等)が表示されて気分を高めてくれます。(アクティブシフト時) しかし、Xリミテッド以下のグレードではタコメーターなしで走行距離計もアナログとなります。
それと、軽では非常に珍しいテレスコピック&チルトステアリングが採用されているのもうれしいですね。 これは、ハンドルが上下及び前後に調整できるので自分にピッタリの運転姿勢が得られるというものです。 私はあまり必要としませんが、軽はどうもハンドルの位置がしっくりこないと思っている方には朗報ですね。
ドアインナーパネルのデザインはかなり良くなってます。 今までのダイハツ車と違って、一体成形で上質なイメージです。 中央部分の円弧状のラインは、単なるデザイン上のアクセントのようですが、ここにオプションで木目調などのパネルをつけるとかなり上質感が味わえるようになっています。 しかし、ドアポケットは薄くて、薄い本が入るくらいのスペースしかありません。 1275mmという広大な室内幅を確保する為にこうなってしまったのだと思いますが、使わない人にとってはこのほうがいいのかもしれません。 たしかに室内は広くなってますからね。
リアドアインナーもフロントと共通で質感は高いです。 ダイハツ車は壁面にパワーウィンドウスイッチがついていて操作しにくいものが多かったのですが、マックスではフロントと同じようにリアもちゃんと上向きについているので操作しやすくなりました。
リアスピーカーがドアに埋め込まれているので、リアにはドアポケットがありません。 助手席のシートアンダーボックスも深さがあまりないしインパネもデザイン優先なので、収納スペースは決して多くはありません。 ティッシュボックスや小物など、けっこう散らかってしまうかもしれませんね。
カップホルダーは改良されて良くなりました。 ムーヴと同じようにドアパネルについていますが、デザインを工夫して収納時にはパネルに対してフラットに埋め込まれ、すっきりとなっています。 新形状のドアインナーハンドルと合わせて上質な雰囲気を出していますね。 ワンタッチで使えて位置も使いやすくセットされているので、重宝するでしょうね。 ただしドアを閉める時には中身がこぼれないように注意が必要です。
内装パーツはよく改良されていますよ。 ダイハツ車の内装がキライという方は絶対に1度実車を見てみるべきだと思いますね。 次ページも内装を取り上げてます。
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