SUZUKI エブリィワゴン
大きなセンターパネルが目を引くインパネは、質感もまずまずです。 最近は、1BOXのインパネも乗用車らしいデザインになってきましたね。 オーディオはなんとMD/CD/カセット+4スピーカーという豪華装備で、ブラックの内装色に合わせたブラックフェイスのシックなデザインとなっています。 オーディオスペースが高めの位置にあるので、インダッシュナビなどをつけても見やすい位置になりますね。 最近、スズキは本当にオーディオに凝るようになりましたね。 エアコンは操作しやすいダイヤル式で、抗菌処理済みなので、抗菌インテリアと合わせてクリーンな室内を保ってくれます。 また、リアシートの下にはリア席専用のヒーターダクトがあるので、寒い日でも後席も快適です。 タイヤハウスの出っ張りがあるので足元広々とは言えませんが、インパネシフトの採用などでウォークスルーは可能です。
こちらがそのインパネシフト。 マイナーチェンジでフロアシフトから変更されたのですが、操作性、質感とも大幅に向上しました。 メッキパーツなども効果的に使ってあります。 軽は室内空間が限られているので、操作性の良さと広々感を両立できるインパネシフトはこれからも採用が広まって行くのではないでしょうか。 以前はマイナーチェンジといえばバンパーやランプ類、シート生地などの変更に留まることが多かったのですが、最近ではこのようにシフトレバーの位置を変更したり、シートの形状を変更したりと大胆な変更を行なうことも多くなってきました。 それだけ軽ユーザーのニーズも多様化していて、通常のモデルチェンジサイクルを待っていては競争に負けてしまうということなのでしょうね。
メーターはスポーティで視認性の良いシルバーメーターパネルを採用していて、ターボ車は全車タコメーター付きとなっています。 トリップメーターはデジタルで視認性、質感とも良いですね。 指針が黄色というのがちょっと珍しいです。 JOYPOPの名前のとおり、スポーティながら楽しくポップなイメージも崩さないための配慮でしょう。 パーソナル色を強くしているとは言え、やはり1BOXの一番の良さは、たくさんの荷物を積んで、大勢(といっても軽だから4人まで)でワイワイガヤガヤと楽しく移動できることですよね。 そういった、1BOX本来の良さというのも失わないような細かい配慮はさすがスズキだなと思うところです。
マイナーチェンジで特に改良されたのがここです。 シフトレバーがインパネに移動したことにより、センターコンソールは便利に使えるトレーに変身しています。 先端部はカップホルダー、その後ろがカードケース、その後ろはMD、テープ、ガムなどが置ける大きめのトレーと多機能なセンターコンソールになっています。 また、カップホルダー部は取り外すことができ、外から見られたくないものなどをこの下に入れておくこともできます。 軽は空間に限りがあり、ちょっとしたものを置く場所がなかなかないのですが、この車は大丈夫そうですね。 トレーにドライブスルーで買ったハンバーガーを置いて、カップホルダーを外してそこにポテトを置いて・・・と、なかなか楽しく使えそうです。
もう一つのカップホルダーはインパネから引き出すタイプですが、これはちょっと安っぽいです。 位置ももう少し高い位置にセットしてくれたほうが使いやすかったように思います。 全体的に質の高いインテリアなので、このカップホルダーだけがどうも気になってしまいました。 最近はカップホルダーが標準装備されるのは当たり前になってきましたけど、やはり軽の限られた室内で使い勝手とデザインを両立したカップホルダーというのはなかなか難しいようですね。 どの車を見ても完璧といえるものはなかなかなく、メーカーも試行錯誤を繰り返しているというのがよくわかります。
次はシートなどをチェックします。なかなか良いですよ。
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