MITSUBISHI eKスポーツ
インパネはeKワゴンの直線的なデザインをそのまま採用していて新しさや包まれ感といったものはありませんが、ブラックにシルバーパネルをあしらっていてクールな印象を受けます。 もちろん、豊富で使い勝手の良い収納はそのままです。 質感の高い本革巻きステアリングが採用されたのはうれしいですが、手触りはしっとりとした感じではありませんでした。 使い込むうちに馴染んでくるのでしょうけど。 オーディオはついていないので、自分でセレクトしてつける必要があります。
こだわりを感じる部分がここにも。 この車はセンターメーターを採用しているので、ステアリングの向こう側に空きスペースがあます。 今まではここには「eK-WAGON」と書かれたプレートがあるだけでしたが、これが透過光式のパネルに変更され、ライトをONにすると「eK・SPORT」の文字が白く発光するのです。 これは非常にムーディで、高級感があります。 今までは、ここにオプションで写真立てやナビのモニターをつけられるようになっていましたが、結局見にくいという意見が多かったみたいで、このように雰囲気を出すための演出に使ったほうが確かに良さそうですね。
私が一番うらやましいと思うのがこのメーターです。 なんとデジタルスピードメーターとアナログタコメーターを組合せてしまいました。 文字が大きく発光色がホワイトなので視認性がよく、高級感もありますね。 オリジナリティ、高級感、スポーティ感、そして視認性というすべてを満たす、非常によく考えられたデザインだと思います。 全席からよく見えるセンターメーターだからこそ、ここまでこだわったのでしょう。 助手席に乗った人は、きっとこのメーターを見つめてしまうはずです。
シートは、ホールド感よりもゆったり感を優先したベンチシートをそのまま採用し、大きなアームレストもそのままです。 スポーツタイプといえど、eKワゴンの最大の特徴はこの広々感とくつろぎ感ですから、それを損なわないようにしているわけですね。 しかし、シート表皮はスポーツ専用のものとなり、雰囲気はノーマル車とはかなり違います。 ブルーブラックの生地にシルバーのラインを入れたなかなかおしゃれなシートです。 調整域の広いハイトアジャスターの採用で、体型に合った最適なシートポジションが得られるのもうれしいですね。
ドアトリムは、可動式スケルトンカップホルダーや取り外し可能なゴミ箱など、使い勝手はそのままですが、インナーハンドルがシルバー塗装になり質感が向上しています。 布部分はシートと同じ色になっていますが、よく見るとこの色ってカップホルダーやゴミ箱の色と合わせてあるんですね。 なかなかやりますねぇ。
肝心なエンジンもチェックしなきゃ!
|