DAIHATSU ムーヴ
11月にマックスを発売したばかりのダイハツですが、その直前の10月にムーヴ、ミラなども小変更して発売しました。 ここで一気にシェア拡大を狙おうとする意気込みが伝わってきます。 ここでは、一番注目のムーヴRSシリーズに追加された新グレードについて紹介します。
このRSシリーズは、ダイハツのフラッグシップモデルとして、ディスチャージヘッドライトやサイドエアバッグ、ステアシフトなどの先進技術を搭載したモデルですが、今回、新たにエアロRS XXというグレードが追加されました。 今までよりもさらに豪華装備になり、まさに軽のトップモデルとしての地位を固めようとしています。
外観で目を引くのは、15インチになったアルミホイール。 よく見るとマックスのRSにつくものを先行採用しているのですが、やっぱり大きいです。 今まで、SUV(クロカン)以外で15インチといえばスズキのKeiくらいだったのですが、ついに軽自動車にも15インチの時代がやってきましたね。 タイヤは50扁平の薄いタイヤなので、見た目はかっこいいですが、乗り心地はかなり悪くなっているでしょう。(試乗してないんでわかりませんが・・・)
そして、細かいところですが、パールホワイトを選ぶとグリルがクロームメッキグリルになります。 今まではダーククロームメッキのみだったのですが、車体色が白だとちょっと違和感がありました。 ダイハツさんもちゃんとそれに気付いていたようで、メッキにしてくれたおかげで高級感もアップしました。 こういう細かいパーツの見直しは本当に早くて感心します。 他のメーカーも見習ってほしいです。
もう一つの大きな変更点は、エンジンです。 RSは3気筒のみだったのですが、このエアロRS XXのみに4気筒エンジンが搭載されます。 これでまさにフラッグシップと呼べるようになりました。
4気筒エンジンは3気筒エンジンに比べてスムーズでなめらかな走りができるのが特徴です。 音は低音でかなり大きく、聴きたい人にはかなり魅力的ですが、静かな車内を望む人には向かないと思います。 燃費もかなり悪いようです。 しかし、軽らしくない音やフィーリングは、好きな人にはたまらないでしょう。
内装では、momo製のステアリングが目を引きます。 今まではウレタン製のステアリングでしたから、質感はかなり向上しました。 しかし、ステアマチックはつきません。 ステアマチックがほしい人は自動的にエアロダウンRSリミテッド(3気筒、14インチアルミ)を買わないといけないようになっています。 このへん、なぜなんでしょうね。 この2台のどちらにするか迷う人が多いんじゃないかなあ。
大まかに言えば、スタイリングや質感にこだわり、上質なスポーツを求めるならエアロRS、過激に走る悦びを感じたいならエアロダウンRSということになるでしょうか。 ちなみに、NA(ノンターボ)のRSも残っています。
ライバルのワゴンRとは装備の面でどんどん差がついていってますが、スズキさん、大丈夫でしょうか。 それとも、次の新型車(MRワゴン)で一気に撒き返しを図るつもりでしょうか。 いずれにしても、今後とも軽から目が離せませんね。
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