SUZUKI MRワゴン
モーターショーでも話題になっていたスズキの新型車「MRワゴン」が12月4日についに発売となりました。 なんといっても一番の特徴はそのモノフォルムデザイン。 トヨタのエスティマのような卵型で、のびやか、未来的、個性的な外観となっています。
しかも、軽初の装備が満載で、大ヒット間違いなしの車です。 まず驚くのは、軽初の自発光式メーターを採用したことです。 自発光式というのは、普段はメーターが真っ暗になっていて、スイッチオンと同時に文字盤が浮き上がるというもの。 一部の高級車にしか採用されないような装備をまさか軽に採用してしまうとは。 白色LED採用でとても上品でクール。くっきり見やすいのが特徴です。 また、始動時にはトリップメーターに「HELLO」の文字が流れて、まるで車と対話しているかのような雰囲気も味わえます。
次に、これまた軽(FF)初のスライド&ダブルフォールディング機構。 リアシートが105mmスライドする上に、ワンタッチでダブルフォールディングしてフラットで広大な荷室をつくることもできるすぐれものです。 フォールディング時に、ワゴンRと同じくリアヘッドレストを取り外さなくて済むのはありがたいです。
その他にも、カテキン・エアフィルターの採用(これは四輪車初)、運転席シートベルト可変フォースリミッターの採用などなど、今までの軽とはワンランクもツーランクも上の装備が満載されています。 またまた軽の概念を変えてしまいそうな車の登場ですね。
各パーツも凝っていて、超大型のマルチリフレクターヘッドランプや、二重レンズカバーのリヤコンビランプ、可倒式のルーフアンテナなどこだわりのパーツばかり。 この車をみると、質感に関しては軽と普通車の差は完全に無くなったとも言えると思います。
内装色もベージュと黒の2種類が設定されているので、ベージュの内装では軽特有の暗い内装から開放されて、開放感があってくつろげる内装になっています。 スズキ車ではめずらしくリアカップホルダー(リアドアポケット兼用)が2人分装備されたのもいいですね。 なんと天井のアシストグリップも高級車のごとく回転収納式になっているので、頭上空間はすっきり。
エンジンは全車オールアルミDOHCエンジンなので、ベースモデルでも充分に走ってくれるはずです。 ターボは非常に余裕のある上質な走りを提供してくれます。 ミッションには全車コラムシフト4ATを採用していますが、コラム部分を新開発して軽いタッチで操作できるようになっていますので、コラムは苦手という方も乗ってみる価値はありそうです。(MTの設定なし)
グレードはE、X、Xナビパッケージ、ターボTの4種類。価格は、必要最低限の装備がそろったEタイプで978,000円、ターボTで1,250,000円。(いずれも2WDの価格) 今までにない装備を満載したわりには安い価格設定ですね。 ナビパッケージには、5.8インチインダッシュナビとMD/CD6スピーカーオーディオにサブウーハーまでつく贅沢さ。 液晶付きプッシュボタンのオートエアコンも標準装備です。 また、パールホワイトのほかにパールペールイエローという新色が追加されていて、これはけっこう目を引くのではないでしょうか。 そしてこの車、日産へOEM供給されて日産ブランドの軽としても販売されます。(時期は未定)
オプションパーツも充実していて、エアロパーツだけでなんと5種類もあるんです。 本当に一見の価値がある車ですよ。
只今カーチェックコーナーにて詳細を掲載していますので、ぜひご覧ください。 試乗レポも追加してありますよ。
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