DAIHATSU タント
ダイハツの人気車「タント」が、フルモデルチェンジしました。 三代目となる新型は、デザインはキープコンセプトとしながらも、内容は大幅に変更され、ライバルたちの良い部分をすべて取り込んだ上で、徹底的に考え抜かれた使い勝手の良さが特徴の車です。
外観は、誰が見てもタントだとすぐにわかるデザイン。 ホイールベースを旧型よりも35mm縮めて最小回転半径を4.4mとしたほか、サイドミラー下部やバックドア上部に新たに車体下部確認用ミラーを設置することで、運転のしやすさを向上。 カスタムは、LEDクリアランスランプ採用のLEDヘッドランプを標準装備し、さらにターボモデルにはグリル内にもLEDイルミネーションを装備。 ボンネットの位置を高くし、フロント周りの迫力が大幅に増したことで、人気の「Nボックス」に負けない存在感を実現しています。
インテリアでは、室内長を2200mmにまで拡大したほか、リヤドアに格納式ロールブラインドを採用するなど、ライバルの「スペーシア」と同等の快適性を実現。 さらに、運転席シートバックに3つのポケットを採用したり、助手席シートバックにレバーを設けて後席からスライドやリクライニングの操作を可能にするなど、ダイハツ独自のアイデアも満載。 ライバルの良いところをすべて取り入れ、さらにそれらを上回る使い勝手の良さをプラスすることで、スペース系ワゴンの王者に返り咲く実力を持たせた車となっています。
もちろん、燃費も大幅に改善し、NAエンジン車は28.0km/Lを実現。 エネチャージを採用するスペーシアには及ばないものの、スペース系ワゴンとしては非常に良好な数値となっています。 センターメーターは継承していますが、シフトレバーはインパネ中央へ移動して操作性が向上しました。 また、左側の大開口ピラーレススライドドアは継承しながら、右側にもスライドドアを採用することで、乗り降りのしやすさが一段と向上しています。 機能面でも、赤外線をカットするフロントウインドウを採用したり、専用デザインの大型8インチメモリーナビをオプション設定するなど、快適性を徹底的に向上させています。
グレードは、ノーマルモデルが3グレード、カスタムが2グレードで、それぞれにスマートアシスト付きが設定されています。 価格は、117万円から170万円まで。 迫力のあるボディで人気のNボックスと燃費の良さで人気のスペーシアはそれぞれ強力なライバルですが、新型タントは元祖スペース系ワゴンとしてのプライドを保つため、それらのライバルと互角に戦える実力を身につけ、すべての面において満足できる車になっているようです。
グレードごとの詳しい装備内容や価格などについては、下部の購入支援ツールからメーカーのWEBカタログや新車見積もりサイトなどでご確認ください。 なお、新型タントについては、カーチェックにて、豊富な写真でさらに詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
今回のモデルチェンジのポイント
- 左側ピラーレススライドドアはそのままに、右側にもスライドドアを採用
- 全グレードにスマートアシスト(衝突回避支援等)を設定
- 28km/Lの低燃費を実現
- カスタムには、クリアランスランプ付きのLEDヘッドランプを採用
- 補助ミラーや格納式ロールサンシェードなど、ライバル車の良い部分も積極的に採用
- 後席から助手席のスライド&リクライニング操作ができるレバーを新設するなど、使い勝手を大幅に向上
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