HONDA Nボックス
ホンダから、新しい軽自動車「N」シリーズの第一弾として、「Nボックス」が発売されました。
「Nボックス」は、「タント」や「パレット」と同じジャンルの、スペース重視のトールワゴンですが、他社とは違う部分が満載で、ホンダが軽に本腰を入れ始めたことがはっきりわかる内容の車となっています。
まずは外観ですが、ライバル車よりもさらに高い1780mmという全高と、巨大なフロントグリル+メッキモールという迫力満点のスタイルで、軽自動車とは思えない存在感を放っています。 また、質感にも徹底してこだわっていて、グリップ式のドアハンドルもメッキ処理されていますし、大きなメッキモールとつながったクリアリヤコンビランプもLED化されているなど、ナンバーが黄色でなければ誰もが普通車のミニバンと思ってしまうような存在感です。 3連タイプのヘッドライトはオートライト機能も標準で、さらにウイング型に発光するブルーのLEDアクセサリーランプまで採用。 このジャンルとしては後発となってしまっただけに、他を圧倒する存在感を持たせています。 なお、カスタムではない普通のタイプの「Nボックス」もあり、こちらは親しみやすくおとなしいデザインになっています。
インテリアも、今までの軽には見られなかった装備や演出が満載です。 リヤシートには、軽で初めての左右独立センターアームレストを採用していて、後席でもゆったりくつろげるようになっていますし、シルバーの縁取りとブラックパネルで構成されたシフト周りの雰囲気は、もはや軽ではありません。 また、フロントピラーには左前フェンダー周りの死角を映すミラーを採用し、より安全に安心して運転できるように配慮されています。 さらに、バックドア上部のハイマウントストップランプの下部に外からは見えないアンダーミラーも装備しています。 両側スライドドア装備車には、軽のものとは思えない高級感のある小型のリモコンキーも2つ付属するなど、使い勝手も質感も、とにかく徹底しています。 ほかにも、随所に小物を置けるトレイを用意したり、ティッシュボックスがきれいにおさまる形状のグローブボックスを採用したり、フロントセンターアームレストのドリンクホルダーをゴム製にしたりと、細かいところまで徹底して考え抜かれているのがわかります。 リヤシートはスライドはしないものの、座面を持ち上げて折りたたむことができ、1400mmの室内高をフルに使った巨大な積載スペースを確保することも可能となっています。 ホンダの特許技術であるセンタータンクレイアウトにより、リヤシートの下には大きなスペースがあるので、工夫次第でかなり多くの荷物を積むこともできます。
走りに関しても徹底してこだわっているのがライバル車との大きな違いで、エンジンやCVTを新開発したほか、ターボ車にはパドルシフトまで装備。 NAエンジン車にはアイドリングストップも採用し、24.5km/Lの低燃費も実現しています。 スタビリティコントロールやヒルスタートアシストシステムなども標準装備とし、車速連動バリアブル間欠ワイパーやオートライト、そしてクルーズコントロールまで装備するグレードもあるなど、高級車並みの装備が満載です。 ここまですべて揃った車というのは、50車種以上に増えた軽の中でも他にはありません。 軽でも一切の妥協はしたくないという人にとっては、まさに待っていた車といえるのかもしれませんね。
価格は、124万円から178万円まで。 詳しい装備内容やグレード構成などについては、下記の購入支援ツールでお確かめください。 なお、「Nボックス」については、カーチェックコーナーにて、さらに詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
今回の新型車のポイント
- サイズ、存在感、装備など、すべてにおいて他を圧倒する内容の新型軽
- 2180mmの室内長をもつ広大な室内空間に、左右独立リヤセンターアームレストまでも採用
- 死角を映し出すサポートミラーや手の届きやすい位置に設定したサンバイザーなど、他車にはないアイデアも満載
- スタビリティコントロール、パドルシフト、オートライト、アクセサリーLED、クルーズコントロールなど、先進の装備を満載
|
|