新車情報
ネットで新車無料見積り(全メーカー・全車種OK)

SUZUKI ワゴンR/ワゴンRスティングレー

スティングレーのフロント ワゴンRのフロント

スティングレーのリヤ ワゴンRのリヤ

スティングレーのインパネ ワゴンRのインパネ

 スズキの人気車種「ワゴンR」が、5年ぶりにフルモデルチェンジしました。

 4代目となる新型は、一目で「ワゴンR」とわかるデザインでありながら、歴代のモデルとは大きく違うデザインコンセプトを持ち、新たな挑戦を感じさせる注目の車となっています。
 まず、大きく変わったのは、傾斜の大きなフロントガラスとフロントからリヤに向けて上がっていくルーフです。
 今までの「ワゴンR」は、究極の広さを実現するという責務があったのですが、1月に発売した「パレット」がその役目を引き継いだため、「ワゴンR」は、スタイリッシュさを追求した大胆なデザインにすることが可能になったわけです。
 また、「パレット」との違いを鮮明にするため、ウエストラインをぐっと高くし、トールワゴンタイプとしては珍しくガラスエリアがかなり小さくなっています。
 全高は1660mmと、数値上は旧型より15mm高くなっていますが、実際にはルーフ後端が高いだけなので、見た感じはずいぶん低くなったように思えます。
 そして、もうひとつの大きな変化は、従来の上級モデル「RR」が廃止され、「スティングレー」がその地位を受け継ぐことになったという点です。
 「スティングレー」は、旧型のモデル末期になって追加されたグレードですが、新型ではスズキのフラッグシップモデルに相応しい装備と質感を身につけて正式に「RR」に代わる存在となりました。
 旧型と違って最初から正式ラインナップとしてデザインされているため、旧型よりずっとスタイリッシュで高級な雰囲気になっています。

 インテリアは、凹凸の少ないシンプルなインパネと、足元の広々空間という「ワゴンR」の特徴をそのまま受け継ぎながら、さらに洗練されたデザインになっています。
 従来のコラムシフトからインパネシフトへ変更し、上級グレードではプッシュエンジンスタートボタンを採用するなど、操作性や利便性も大幅に向上しています。
 さらに、「ワゴンR」と「スティングレー」で異なるインパネデザインを採用し、「スティングレー」は大幅に高級感がアップ。
 最上級グレードには、自発光メーター、前席を包み込むブルーイルミネーション、8スピーカーハイグレードオーディオ(ステアリングスイッチ付)、オートライト、6エアバッグ、パドルシフトなど、高級車並みの装備がなんとすべて標準装備。
 特に、パドルシフトは軽では唯一の採用ということもあり、「スティングレー」の新たな魅力といえるでしょう。

 機能面や居住性などが大幅に向上しているのも新型の特徴。
 ホイールベースが旧型より40mm伸びて2400mmとなったことや、リヤクォーターウインドウを廃止したことによって、ドア面積が大幅に拡大して乗降性が向上しているほか、室内長も125mmも伸びて1975mmになり、「パレット」に近い広大な居住空間を実現しています。
 後席は、足元が広くなっただけでなく、シートバックの幅も拡大されているので、ゆったりくつろげるようになりました。
 リヤシートのスライド量も、従来の135mmから160mmに拡大され、もちろん左右独立スライドが可能となっています。
 さらに、シートをスライドさせても荷室の床面積が変わらなかった従来の荷室構造を見直し、新たにスライド板を採用することで、シートスライドによって荷室の床面積をフレキシブルに変えられるよう改善されています。

 走りに関しても、新プラットフォームと新開発のサスペンションによって、しなやかでありながら引き締まった乗り心地になり、パドルシフトを駆使してトールワゴンらしからぬキビキビとした走りを楽しむことができるようになっています。
 「スティングレーTS」では、スズキのトールワゴンとしては初の15インチタイヤを採用したほか、スタビリティコントロールもオプション設定。
 「ワゴンR」では、一部グレードに軽初となるステアリングの切れ角にまで対応したコーナリングランプもオプション設定するなど、走りに関するこだわりは今までとは比べ物にならないほどです。
 エンジンはおなじみのK6A型DOHC3気筒ですが、ターボエンジンについては低回転重視の特性に見直され、CVTとの組み合わせにより力強い発進加速が味わえるようになっています。
 ミッションは、廉価グレードは5MTまたは4ATで、上級グレードではCVTと4ATの好きなほうを選択できるようになっています(ターボ車はCVTのみ)。
 また、燃費も従来より向上し、23.0km/L(ターボ車は21.5km/L)と、今までトールワゴンでトップだった「ムーヴ」と並ぶ数値を実現しています。

 グレードは、廉価グレードの「FA」、量販グレードの「FX」、エアロパーツやアルミホイールなどが付いてCVTも選択可能な「FXリミテッド」、さらにターボエンジン搭載の上級グレード「FTリミテッド」の4種類。
 そして、「スティングレー」には、NAエンジンの「X」、ターボエンジンの「T」、高級装備満載の最上級グレード「TS」の3種類が用意されています。
 4WDはすべてのグレードに設定。
 ボディカラーは、「ワゴンR」が淡色系中心の全9色、「スティングレー」が濃色系中心の全8色を用意しています。

 価格は、廉価グレードの「FA」が、908,250円(2WD/4AT)、最上級グレードの「スティングレーTS」が、1,554,000円(2WD/CVT)などとなっていて、旧型よりも全体的に価格アップしていますが、装備や質感が大幅にアップしていることを考えれば納得ですし、5MTと4ATの価格を統一することで、廉価グレードの4ATについては価格据え置きとなっています。

 今年は新規格移行からちょうど10年になるということもあり、「タント」、「パレット」、「ムーヴコンテ」、「トッポ」、「ライフ」(11月FMC予定)、そして今回の「ワゴンR」と、各社とも新型が次々に登場しています。
 そして、そのどれもが四角いトールワゴンタイプの車です。
 「ワゴンR」は、5年連続でもっとも売れている軽で、知名度も抜群ですし、今回の新型はダイハツに販売台数で抜かれてしまったスズキが、再び首位を奪還するために社運をかけて送り出した力作です。
 12月には「ラパン」もフルモデルチェンジするといわれており、こちらもかなり力の入った車になるでしょう。
 装備や走りの面などではダイハツより遅れをとっているイメージのあったスズキですが、今回の「ワゴンR」は、まさに軽自動車の王者に相応しい車として生まれ変わっているようです。
 今年の年末商戦は、例年にない激しいものとなりそうですね。

 なお、「ワゴンR」「ワゴンRスティングレー」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

今回のフルモデルチェンジのポイント

  1. 従来のイメージを残しながらも、フロントウインドウの傾斜を強くしてルーフも傾斜させた大胆なエクステリアデザインでスタイリッシュかつ広い車を実現
  2. 「RR」を廃止し、「スティングレー」を上級車種として設定(直噴ターボは廃止)
  3. インパネシフト、プッシュエンジンスタート、イモビライザーなどの採用で、利便性や機能性を向上
  4. エンジン特性の変更やCVT採用車種拡大によってクラストップの燃費を実現
  5. 室内長を125mm拡大、リヤシートスライド量を15mm拡大など、後席の居住性を大幅に向上
  6. パドルシフト、コーナリングランプ、8スピーカー、6エアバッグ、自発光メーター、LEDイルミ、ESPなど高級装備が満載
  7. 新プラットフォームと新開発のサスペンションによってしなやかで引き締まった乗り心地を実現

ワゴンR購入支援ツール

WEBカタログへ


  

ネットで新車無料見積り(全メーカー・全車種OK)
>>>> Home