MITSUBISHI eK
シンプルなデザインで扱いやすいボディサイズに電動スライドドアを採用したことなどが特徴の「eK」が、マイナーチェンジしました。
今回のマイナーチェンジでは、フロントグリルとフロントバンパーのデザインを変更して押し出し感の強いフロントマスクとなったほか、シート生地やセンターパネル色の変更などによりインテリアの質感もアップさせています。 また、乗り込み時の安全確保に配慮してキーレスに運転席限定ロック解除機能をプラスしたほか、セキュリティアラーム、ドアミラー自動復帰機能、コンフォートフラッシャー(1度の操作でウインカーを3回点滅)、マップランプを全車に標準装備するなど、機能性も向上させています。
グレード構成も、「eKワゴン」には、従来の「M」「MS」「G」「GS」に加えて、装備を簡素化した4ATの「MX」というグレードが新設定され、この「MX」は20.0km/Lの低燃費を実現しています。
価格は、新グレードの「MX」で、1,018,500円(2WD/4AT)などとなっていて、機能が向上したぶん全体的に1万円ほど価格アップしています。 4WDは全グレードに設定され、ミッションは「M」が5MTまたは3AT、「MS」が3AT、その他のグレードは4ATになります。 ボディカラーは、サクラピンクメタリック、サンフラワーイエロー、ミントグリーン、ダークブルーなどの新色を含む全11色(「eKスポーツ」は従来と同じ全6色)。
今回のマイナーチェンジは、フロントマスクの一部変更と機能性の向上など、比較的小規模なものですが、実はこれは序章に過ぎません。 三菱は、9月には「パジェロミニ」のビッグマイナーチェンジと「トッポ」の復活を予定しており、その「トッポ」はこの「eK」をベースにしているのです。 つまり、本当のサプライズは9月中旬と噂される「トッポ」の復活であり、今回のマイナーチェンジはその準備ということなのです。 さらに、「パジェロミニ」は日産に「キックス」という名前でOEM供給されることも決まっており、この秋から三菱の本格的な巻き返しが始まることになります。 今年の秋は、ダイハツが新型車「ムーヴコンテ」を発売し、「ワゴンR」や「ライフ」、「ラパン」や「ミラジーノ」などの人気車種もフルモデルチェンジを予定しており、久々に軽自動車市場が活気付きそうです。 その激戦の中で三菱がどこまでシェアを伸ばせるのかというところも今年の注目点のひとつと言えそうです。
今回のマイナーチェンジのポイント
- 大型フロントグリル及び新デザインのフロントバンパーにより押し出し感のあるフロントマスクを実現(eKワゴン)
- メッキフロントグリル及び新デザインのフロントバンパーによりワイドで高級感のあるフロントマスクを実現(eKスポーツ)
- 運転席限定ロック解除機能やマップランプなどの便利装備を全車に標準装備
- 全グレードで0.2km/L程度燃費を向上するとともに、低燃費グレード「MX」を新設定
- ボディカラーにサクラピンクメタリック、サンフラワーイエロー、ミントグリーン、ダークブルーを追加
|
|