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SUZUKI パレット

フロント リヤ

インパネ 自発光式メーター

広大な後席空間 圧倒的な積載性

 スズキから、1BOXの使い勝手とトールワゴンの運転のしやすさを併せ持つ新型車「パレット」が発売されました。

 「パレット」は、1735mmという1BOXに近いような全高と、前進したフロントウインドウなどによって、フロントエンジンでありながら広大な室内を持つことが最大の特徴です。
 同様のコンセプトでは、すでにダイハツの「タント」がフルモデルチェンジして二代目になり、スズキはこのジャンルでは大きく出遅れたことになりますが、この車は単なる「タント」のマネではなく、圧倒的な装備と高級感を持ちながら割安な価格設定となっている、新ジャンルの軽ともいえる車となっています。

 まず、外観は、「タント」よりもさらに大きなフロントクォーターウインドウを持ち、室内空間を最大限広くしたデザインとなっていますが、「タント」よりはボンネットが長めで、意外にスタイリッシュなのが「パレット」の特徴です。
 ボディサイズは、3395mm×1475mm×1735mm。
 フロントは、非常に大きなヘッドライトが特徴で、「タント」のようにボンネットの位置を高くして迫力を出すのではなく、「ワゴンR」と共通するスポーティな雰囲気を持たせ、リヤは、平面的でありながらも微妙なプレスラインなどによって2Lクラスのミニバンのような質感を持たせるなど、スポーティかつ高級感のあるデザインとなっています。
 また、上級グレードにはプロジェクター式のHi/Lo切替式ディスチャージヘッドランプやエアロパーツも装備し、ドアハンドルもグリップ式の新デザインを採用するなど、単に室内の広さを追求しただけでなく、高級感も徹底追求されています。

 インテリアも、一目見ただけで今までの軽自動車とは次元の違う高級感を感じます。
 インパネはブラックとベージュの2トーンにピアノブラック調のセンターパネルを装備し、デザインそのものも非常に上質。
 メーターは、全車インフォメーションディスプレイを装備した自発光メーターを採用し、さらに上級グレードには高級感のあるホワイト文字の3眼メーターを採用。
 一部グレードでは、ハンドルから手を離さずにオーディオの操作ができるステアリングスイッチを装備し、エアコン吹き出し口などにメッキリングを採用するなど、圧倒的な高級感を持たせています。

 さらに驚くのは、軽初の贅沢装備の数々で、センタースピーカー、ツィーター、ドアスピーカー、ルーフスピーカー、サブウーハーなど、なんと合計10個のスピーカーを装備するハイグレードサウンドシステムを設定しているほか、保冷機能付助手席アッパーボックスも軽で初めて装備。
 そのほかにも、プッシュ式エンジンスタートボタン、オートライト、キーフリーシステム、フルオートエアコン、サイドエアバッグなどをほとんどのグレードで標準装備するなど、高級車並みの装備が満載されています。
 さらに、最上級グレードにはカーテンシールドエアバッグまで標準装備となっていて、普通車でもここまで装備の充実している車はそう多くありません。

 そして、一番のウリはやはりフロントエンジンの軽としては初となる電動両側スライドドアです。
 もちろん、ドアハンドルのほかにインパネのスイッチやキーレスリモコンでも開閉が可能で、高級ミニバン並みの利便性を持っていることになります。
 居住空間の広さも、室内長2025mm、室内幅1280mm、室内高1365mmという、広大な空間を実現しています。
 数値上は、ライバルの「タント」よりも135mm短く、70mm幅が狭いということになり、リヤシートのスライド量も165mmとインパクトに欠けますが、ここまで広いとその差を実感することはあまりなく、広大な空間と圧倒的な高級感に、軽自動車であることを忘れてしまいます。
 また、センターピラーレスの「タント」に対してドアの開口幅では不利になっているものの、低床フロアによってリヤステップ高は340mmと「タント」より30mm低く、荷室フロア高も535mmで「タント」より60mm低くなっていて、乗り降りや荷物の積み下ろしがラクになっています。

 グレード構成は、ベースグレードの「G」、サイドエアバッグや左側電動スライドドアなどを装備する「X」、HID+オートライトやエアロパーツなどを装備する「XS」、両側電動スライドドアでターボエンジン搭載の「T」、最上級グレードの「TS」という5種類が用意されていますが、「X」は4WDのみターボエンジンを搭載するというユニークなグレード展開となっています。
 ミッションは全車4ATで、「XS」以外は4WDも設定されています。
 メカニズムでは、リヤサスペンションが新開発されているものの、特に新しいニュースはなく、そのぶん装備や質感にコストをかけているようです。
 ターボエンジンは、60馬力のMターボエンジン、NAエンジンは54馬力のVVTエンジンで、それぞれの燃費は、18.6km/L(2WD/Mターボ)、20.0km/L(2WD/VVT)となっています。

 価格は、「G」で、1,113,000円(2WD/4AT)、「TS」で、1,575,000円などとなっていて、装備内容から考えるとかなりリーズナブルな価格設定となっています。
 ボディカラーは、濃色系のメタリック色を中心とした全9色が用意されています。

 「タント」の登場から遅れること4年強、やっと発売された対抗車種の「パレット」は、単に広さで勝負するのではなく、高級感や利便性という付加価値をつけることで新たなユーザーを獲得しようとする車のようです。
 特に、両側電動スライドドアは今のところスズキだけの装備であり、これはかなり魅力的です。
 細かいパーツ類もほとんど新設計されていて、スズキが本気で巻き返しを図ろうとしている姿勢がひしひしと伝わってくる車です。
 軽自動車の高級化は一段落したのかと思っていましたが、この車は装備も質感も今までの軽自動車の常識を超えたものとなっています。
 究極の広さを追求し続け、二代目となり知名度も熟成度も高い「タント」に対して、1BOXや普通車からの乗り換えも視野に入れた利便性と上質さの「パレット」。
 軽自動車の主役は、今までの「ワゴンR」対「ムーヴ」から、「パレット」対「タント」に変わっていくのかもしれません。

 なお、「パレット」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

今回の新型車のポイント

  1. フロントエンジンでありながら、室内長2025mmという広大な室内空間を実現
  2. フロントエンジンの軽で初の電動両側スライドドアを採用
  3. 1435mmの全高と低床フロアにより、1365mmの室内高を実現
  4. グレードにより、サイドエアバッグやカーテンエアバッグも標準装備
  5. 10スピーカーシステム、オートライト、自発光式メーター、プッシュ式エンジンスタートボタン、保冷機能付アッパーボックスなど高級車並みの装備を採用
  6. ピアノブラック調パネルやメッキパーツなどによる高級感のあるインテリア
  7. 装備内容を考慮すると「タント」よりも割安な価格設定

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