SUZUKI セルボ SR
プレミアム感のあるデザインやスポーティな走りが特徴の「セルボ」に、新グレードが設定されました。
新グレードの「SR」は、軽自動車では初となる直噴ターボとCVTの組み合わせにより、スポーティな走りとクラストップレベルの低燃費を実現した最上級グレードで、専用エアロバンパーなどの装備によってエクステリアも特別なイメージになっています。 また、装備面でも、点灯時に周辺が青く光るクリスタル調ディスチャージヘッドランプ(Hi/Low切替式)、7速マニュアルモード付きシフト、ピアノブラック調センターパネル、リヤシートリクライニングなどの採用により、快適性、質感、走る楽しさなどすべてを向上させ、まさにプレミアムセダンと呼ぶに相応しい車となっています。 さらに、セットオプションとして、本革&人工皮革シート、オートライト、ドアミラーターンランプも設定するなど、高級感を求めるユーザーの期待にもしっかり応える内容となっています。
なお、「SR」の追加に合わせて「セルボ」は全車一部改良が施され、エンジンマウントや前後サスペンションなどを改良することで、静粛性や乗り心地を向上させています。 また、グレードにより新開発タイヤの採用やディスチャージヘッドランプのオプション設定など、商品力の強化が実施されました。
価格は、「SR」で、1,417,500円(2WD/CVT)など。 ミッションは、「SR」はCVTのみで、その他のグレードは4ATのみ。 4WDはすべてのグレードに設定。 ボディカラーは、「SR」専用カラーのスパークブラックパール、ミステリアスバイオレットパールなどのほか、ジュエルパープルパールメタリック、マルーンブラウンパールなど、グレードにより最大で7色が用意されています。
今回のグレード追加及び一部改良は、発売から1年未満であるにもかかわらず、大幅な改良内容となっています。 特に、「SR」は、他のグレードとは別の車と言ってもよいくらいに車格がアップしており、メーカーは「スズキのフラッグシップカー」とまで言っています。 スズキの軽では初となる7速スポーツシフトでスポーティな走りが楽しめながら、23.0km/Lという、ターボ車としてはトップの低燃費を実現するなど、かなり魅力的な車です。 できることなら最初からこのグレードを用意してほしかったところですが、今回の改良は、ライバルであるダイハツ「ソニカ」を意識して急遽行われたもののように思えます。 その証拠に、「SR」は、価格、メカニズム、燃費、装備など、すべて「ソニカRSリミテッド」とほぼ同じレベルになっています。 近く、「タント」の対抗車種も発売される模様で、ダイハツに首位を奪われたスズキが、巻き返しに本腰を入れ出したことをうかがわせます。 2007年は比較的おとなしい軽自動車市場でしたが、2008年は、どうやら2大メーカーの激しい攻防戦が繰り広げられることになりそうですね。
なお、「セルボ」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真付きで詳しく紹介しています。
今回のグレード追加及び一部改良のポイント
- 直噴ターボ+7速モード付CVTで23.0km/Lの燃費を実現した「SR」を新設定
- 「SR」には、前後エアロバンパー、HID、ピアノブラック調センターパネル、リヤシートリクライニングなど専用装備満載
- 「SR」に、セットオプションとして、本革&人工皮革シート、オートライト、ドアミラーターンランプを設定
- 全グレードで、前後サスペンションやエンジンマウントを改良し、静粛性や乗り心地を向上
- 一部グレードで、新開発タイヤを採用。HIDをオプション設定。
- 「SR」専用カラーを設定するなど、ボディカラーラインナップを変更
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