SUZUKI　エブリイワゴン

　軽初の両側パワースライドドアなど充実した快適装備が特徴の「エブリイワゴン」が、一部改良されました。

　今回の改良では、「ＰＺターボスペシャル」と「ＰＺターボ」のフロントグリルを新デザインのメッキグリルとしたほか、新装備として、ディスチャージヘッドランプとインパネセンタースピーカーをセットでオプション設定。
　さらに、「ＰＺターボスペシャル」は、アルミホイールのデザインを変更したほか、専用ルーフエンドスポイラーを装備したハイルーフ仕様も新設定。
　また、量販グレードの「ＪＰターボ」と「ＪＰ」も、フロントグリルにメッキガーニッシュを追加し、質感を向上させています。

　インテリアも、全グレードでフロントシートの形状を変更して座り心地を向上させたほか、シート表皮をベージュ（ＰＺ系）またはブラウン（ＪＰ系）の落ち着いた色合いとしています。

　価格は、最上級グレードの「ＰＺターボスペシャル　ハイルーフ」で、１，５１２，０００円（２ＷＤ／４ＡＴ）など。
　ミッションは、ＮＡエンジン車は３ＡＴ（標準ルーフ車のみ５ＭＴを選択可）、ターボエンジン車は４ＡＴのみとなっています。
　４ＷＤはすべてのグレードに設定。
　ボディカラーは、新色のミステリアスバイオレットパールを含む全５色となっています。

　「エブリイワゴン」は、充実した快適装備や明るく落ち着いたインテリアなどが人気の車ですが、今回の改良は、ディスチャージヘッドランプの採用や上級グレードへのハイルーフ仕様追加など、ライバルの「アトレーワゴン」を強く意識した内容となっていて、さらなるシェア拡大を狙ったメーカーの強い意欲が感じられます。
　発売から２年弱の早い一部改良となりましたが、快適性を求めるユーザーにとっては、ほとんど理想の軽１ＢＯＸと言える車に仕上がったのではないでしょうか。
　他メーカーも追随することになれば、軽の高級化は１ＢＯＸにまで波及することになるのかもしれませんね。

　なお、「エブリイワゴン」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真付きで詳しく紹介しています。