SUZUKI セルボ
スズキから、久々の新型車となる「セルボ」が発売されました。
「セルボ」は、旧規格のときには存在していた車で、新規格移行時に生産終了となっていたのですが、このたび8年ぶりに復活することになりました。 新型「セルボ」は、徹底して質感にこだわったデザインが特徴で、大型のフロントグリルや大きな横長のリヤコンビランプ、そして逆台形のリヤガラスなど、今までの軽自動車の枠にとらわれない上質さを追求しています。 特に、ルーフからリヤガラスにつながるラインは特徴的です。 全高は1535mmで、セダンタイプとしてはやや大きめですが、それによってボリュームのあるデザインが実現できています。
インテリアの質感は非常に高く、数種の表面処理を使い分け、S字型にデザインされたインパネはコンパクトカークラス以上の質感です。 さらに、インパネと完全に一体化されたオーディオや、インパネのみならずフロントドアトリムにまで施されたスモークメッキモールが、今までの軽にはなかった上級感を演出しています。 メッキリング付きの2眼メーターには、瞬間燃費や平均燃費も表示可能。 シフトレバーは、ゲート式のフロア4ATで、ターボ車はスズキの軽では初となるマニュアルモード付きを採用し、サイドサポートの大きなセミバケットシートの採用と合わせてスポーティな走りを楽しめます。 室内寸法は、室内長1840mm、室内幅1255mm、室内高1245mmとなっていて、ライバル車たちと比べると決して広くはありませんが、フロントシートは心地よい包まれ感があってとても快適です。
装備面では、「Bluetooth」に対応したハンズフリーシステムを軽で初めて標準装備したほか、キーフリーシステムやセキュリティアラームも全車標準装備するなど、快適なカーライフを送るためのスマートな装備が満載です。 特に、ハンズフリーシステムは、携帯電話を直接接続することなく通話ができるため、非常に便利です。 カテキンエアフィルター付きエアコンや消臭天井などの採用によって、室内の空気環境も快適。 安全面では、従来の両席エアバッグや可変フォースリミッター付きシートベルトなどに加えて、リヤシートのシートバックの強度をアップして後面衝突に対する安全性も高めています。
グレード構成は、NAエンジンの「G」、ターボエンジンの「T」、エアロパーツやアルミホイールなどが付いた「TX」という3グレードのシンプルな構成。 エンジンなどの基本的なメカニズムは「MRワゴン」と共通ですが、サスペンションなどはセルボ専用にチューニングされたものとなっています。 ミッションは4ATのみで、4WDは全グレードに設定されています。 燃費は、ターボエンジン車でも19.8km/L(2WD車)となっていて、「ソニカ」ほどのインパクトはないものの、なかなかの低燃費となっています。 ホイールベースが2360mmとあまり長くないため、最小回転半径は4.1m〜4.4mとなっていて、小回り性能は優れています。 燃料タンク容量は30L。
気になる価格は、「G」で、1,037,400円(2WD)、「TX」で、1,247,400円(2WD)などとなっていて、インテリアの上質感から考えると割安な設定です(照明類など、装備が簡素化されている面もありますが・・・)。 ボディカラーは、ジュエルパープルパールメタリックやビーナスゴールドメタリックなどといった新色を含む全7色が用意されています。
新型「セルボ」は、上質なインテリアやマニュアルモード付きゲートシフトなど、「ソニカ」を意識した車なのかと思っていましたが、実際にはまったく別の存在感を持つ車で、コストをかける部分を絞って上質感を出しているため、比較的身近な価格となっているのが意外でした。 これなら、「ミラジーノ」や「R2」、そしてもうすぐ登場する新型「ミラ」をもライバルとする強力な存在となるかもしれません。 ダイハツとのトップ争いにも影響を与える車となりそうです。
なお、「セルボ」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真で詳しく紹介していますので、ぜひこちらもご覧下さい。
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