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DAIHATSU ムーヴ

フロント カスタムのフロント

リヤ カスタムのリヤ

インパネ カスタムのインパネ

 広い室内や先進の装備などが特徴の「ムーヴ」が、フルモデルチェンジしました。
 「ムーヴ」は、常に軽自動車で最高レベルの快適性や先進性を目指している車ですが、今回のフルモデルチェンジもその期待を裏切らない内容となっています。

 外観は、キャビンを最大限広くとったゆるやかなシルエットで、先代までのオーソドックスなトールワゴンスタイルとは少し違う印象になっています。
 また、ノーマルシリーズとカスタムシリーズの差別化もより鮮明になり、ボンネットの形状などもまったく異なるデザインになりました。
 ボディサイズは先代と同じですが、ホイールベースがなんと10cmも長くなり、フロントエンジンの軽としては最長となっています。
 躍動感のあるプレスライン、グリップ式のドアハンドル、ウインカー内蔵のドラミラーなど、軽自動車とは思えない質感の高さも新型の特徴です。

 インテリアは、インパネシフト+センターメーターを採用し、先代までとはまったく違う印象になりました。
 パーツの継ぎ目のきれいさやアーチシェイプと呼ばれる独特のインパネデザインなどにより、他の軽とは一味違う心地よい包まれ感と上質感を実現。
 室内空間はさらに拡大され、室内長2110mm×室内幅1350mmという今までの軽の常識を覆すとんでもない広さとなっています。
 ちなみに、2110mmという室内長はもちろん軽で最長で、レクサスの最高級車「LS」とわずか4cmの差しかありません。
 1350mmという室内幅も、サンバーディアスワゴンを抜いて軽乗用車ではトップです。
 マルチインフォメーションディスプレイ付きの自発光メーターやステアリングスイッチ付きのMOMOステアリングなど、6月に発売された「ソニカ」から受け継ぐ先進の装備ももちろん採用しています。
 さらに、12月に発売される「カスタムXリミテッド」では、イルミネーション付きオーバーヘッドコンソール、グローブボックス&フロアランプなどでインテリア空間を演出。
 オーディオは、インパネと一体化されたデザインのCDプレーヤー+2スピーカーが全車に標準装備となり、6スピーカーパックやDVD/CD/MD/HDDナビ(G−BOOK ALPHA対応)システムもオプションで用意されています。
 リヤシートのスライド量は5mm拡大して255mmとなり、直角近くまで開くドアも旧型から受け継ぐなど、使い勝手も文句無し。
 上級グレードにはキーフリーシステムを標準装備し、エンジンスタートボタンやオートライトなどのセットオプションも用意。

 安全装備面でも、軽自動車の枠を超えた先進装備を数多く採用しています。
 エアバッグは、フロントのみでなく、サイドやカーテンエアバッグもオプション設定し、なんとニー(ひざ)エアバッグまでも設定されています。
 さらに、スタビリティコントロールやダイナミックサポートヘッドレストなども設定。
 そして、驚くことに、レーダークルーズコントロール/プリクラッシュセーフティシステム/車線逸脱警報機能を統合したインテリジェントドライビングアシストを軽で初めてオプション設定しています。
 これによって、安全装備に関しては、普通車と軽自動車の垣根は完全に無くなったと言ってもよいでしょう、

 グレード構成は、基本的に先代のものを受け継いでいるためわかりやすく、ノーマルシリーズが、廉価グレードの「L」、量販グレードの「X」、アルミホイールなどを装備する「Xリミテッド」の3種、カスタムシリーズが、廉価グレードの「L」、量販グレードの「X」、イルミネーションを充実させた「Xリミテッド」、ターボエンジンの「R」、最上級グレードの「RS」の5種となっています。
 先代からの大きな変更点としては、上級車種にCVTを採用したことと、4気筒エンジンが廃止されたことで、全車ダイハツ自慢の新型エンジン「KF」型に切り替えられました。
 車両重量は先代とほぼ同じですが、燃費は全体的に向上しており、特に「カスタムRS」は、「ソニカ」と同じ新型ターボエンジンと新型CVTの組み合わせによって、先代より3.5km/Lもの大幅な燃費向上を実現しています。
 21.5km/Lという燃費は、ターボエンジンとしては「ソニカ」に次ぐ低燃費で、その他のほとんどのグレード(2WD)でも20.0km/Lを超える低燃費を実現しています。
 そして、「カスタムRS」には、SUVを除く軽では初となる16インチアルミホイールを採用し、前後スタビライザーやローダウンサスペンションなどを装備して、スポーティな走りと低燃費を両立することに成功しています。

 価格は、「カスタムRS」が、1,554,000円(2WD/CVT)、「X」が、1,165,500円(2WD/4AT)などとなっていて、新型エンジンを搭載しプラットフォームからすべて一新しながら、価格は旧型とほぼ同程度に抑えてあります。
 ミッションは、グレードによって5MT/4AT/CVTが設定され、4ATとCVTは新開発で燃費や静粛性も向上させています。
 4WDはすべてのグレードに設定されています。
 ボディカラーは、新色を含む全9色。

 新型「ムーヴ」は、平成10年の新規格以降後3代目となりますが、これは軽自動車の中では最も速いペースでのモデルチェンジであり、常に軽の中でトップレベルの性能であり続けるというこの車の使命を感じることができます。
 確かに、質感、室内の広さ、安全装備、燃費など、すべてにおいて群を抜いています。
 この車はダイハツを代表する車種であることはもちろんですが、軽自動車の新しい指標となる車と言えるでしょう。
 これでまた軽自動車の人気がさらに高まることになりそうです。

 なお、新型「ムーヴ」については、カーチェックコーナーにてたくさんの写真で詳しく紹介していますので、ぜひこちらもご覧下さい。

 また、写真だけ簡単に見たい方は、管理人ブログへどうぞ。

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