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MITSUBISHI eKワゴン/eKスポーツ

フロント リア

eKスポーツ eKスポーツリヤ

インパネ 電動スライドドア

 三菱の主力車種である「eKワゴン」と「eKスポーツ」が、フルモデルチェンジしました。

 「eKワゴン」が新型車として登場したのは2001年のことで、今回は初のフルモデルチェンジとなるわけですが、外観はマイナーチェンジかと思うほどに旧型の面影を強く残したものとなっていて、ボディサイズも旧型と同じ(全高1550mm)です。
 しかし、実際によく見てみるとボディパネルはすべて作り直されていて、間違いなくフルモデルチェンジなのです。
 よりシンプルになった外観の中で最も目を引くのがリヤコンビランプで、なんと全車にLEDのブレーキランプを採用していて、これは軽では初のこと。
 また、三菱お得意のUV&ヒートプロテクトガラスを、従来のフロントウインドウだけでなくフロントドアウインドウにも採用するなど、見た目とは裏腹に機能的には大きく進化しています。

 インテリアは、ボディ形状がほとんど変わっていないことや、ドアトリムの形状などに旧型の面影があるため、あまり大きく変わったような印象は受けませんが、インパネのデザインはまったく別物になり、質感も大きく向上しています。
 「eK」シリーズの特徴であるセンターメーターは継承していますが、シフトレバーはコラムシフトからインパネシフトへ変更となり、操作性が向上しました。
 また、オーディオスペースが従来よりも高い位置にセットされ、インダッシュナビ装着時の視認性が良くなったのも大きなポイントです。
 シートは、MT車を除く全車に大型アームレスト付きのベンチタイプを採用していますが、実はこのシートも大きく改善されていて、むち打ち軽減構造を採用したほか、着座位置を旧型よりも低くして頭上空間を広くし、さらにスライド量を従来よりも大きくすることで、あらゆる体格の人に対応できるように配慮されているのです。
 後席のシートバックも従来より高くして座り心地を良くしていますし、室内長を65mm、室内幅を55mm、室内高を10mmそれぞれ拡大したことによって、外観から想像するよりもかなり広い室内空間を実現しています。
 ボディ形状をほとんどそのままにこれだけ室内を拡大できたというのには驚きます。

 装備面でも非常に多くの点が改善されていますが、最も注目なのは助手席側のリヤドアに電動スライドドアが設定されたことです。
 軽自動車ではスズキの「エブリイワゴン」が先に電動スライドドアを採用していますが、フロントエンジンでの採用は軽初となります。
 今まではこのサイズでスライドドアは不可能かと思っていましたが、ちょうどリヤバンパーのラインぎりぎりまでで止まるようにうまく調整されていて、また、スライドレールをボディ外側でなくドアトリム側に備えたことで、デザインを犠牲にすることなく実現したという点もすばらしいです。
 しかも、スライドドアは、運転席のボタン、ピラーに備えたボタン、リモコン、ドアハンドルという4種類の方法で開閉できるという実に親切な設計。
 通常のドアと比べるとやや室内が狭くなるものの、わずか52,500円の価格アップでこれだけ便利なスライドドアが手に入るというのは驚きです。
 また、収納なども細かい部分まで改善されていて、旧型で好評の大きさの変えられる運転席カップホルダーを助手席にも新たに設置したほか、リヤドアアームレストを大型化してその先端にカップホルダーを設けるなど、利便性が大きく向上しています。
 好評の取り外せるプチゴミ箱は、助手席のシートバックに取り付けて後席用として使うこともできるようになりました。
 その他にも、なんと6ch8スピーカーのハイグレードサウンドシステムをオプションで用意したり、脱臭機能付きクリーンエアフィルター+消臭天井を装備するなど、快適性へのこだわりも半端なものではありません。

 グレードは、「eKワゴン」が、ベースグレードの「M」とリヤワイパーやシートバックポケットなどが付いた「G」に、それぞれスライドドア仕様の「MS」「GS」という4種類で、「eKスポーツ」が、NAエンジンの「X」とインタークーラーターボエンジンの「R」という2種類。
 旧型と同じく全車3気筒SOHCエンジンで、スペックも50馬力/6.3kg・m(ターボは、64馬力/9.5kg・m)と変わりなく、ミッションも、5MT(「M」)、3AT(「M」「MS」)、4AT(「G」「GS」「X」「R」)の3種類と従来モデルどおり。
 燃費も旧型とほとんど同じ数値で、メカニズム面ではあまり新しい試みはなされていないようです。

 気になる価格は、「M」で、966,000円(2WD/3AT)などとなっていて、数々の改良を施しながら旧型とほぼ同価格に抑えてあります。
 ボディカラーは、旧型では設定されていなかったホワイトパールが新たに追加されるなどして全11色(「eKスポーツ」は全6色)となっています。
 インテリアカラーは、「eKワゴン」がベージュで、「eKスポーツ」はブラックという設定。
 4WD車は全グレードに設定されています。

 1月に登場した、すべてが新しい新型車「アイ」と比べると、新型「eKワゴン」はあまりインパクトがないように感じてしまいます。
 しかし、「スライドドアは欲しいけど、軽じゃないとイヤだし大きな1BOXは苦手。」と悩んでいた人にとってはまさに救世主とも言えるこの車。
 軽ユーザーの潜在需要だけでなく、普通車からの乗り換え需要も見込めるなど、軽自動車の可能性をまた一歩広げた車と言っても過言ではないでしょう。
 もちろん、スライドドアでない仕様でも、毎日使うほどに、利便性や快適性への行き届いた配慮に気付かされる車だと思います。
 シンプルで親しみやすい価格でありながら快適性がさらに向上した新型「eKワゴン」「eKスポーツ」は、まさに正常進化と言えるものだと思います。

 なお、新型「eKワゴン」「eKスポーツ」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真で詳しく紹介していますので、ぜひこちらもご覧下さい。

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