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DAIHATSU ソニカ

フロント リヤ

インパネ 新型ターボエンジン

 1BOXからスポーツカーまで豊富なラインナップを誇るダイハツから、今度は新ジャンルのプレミアムカー「ソニカ」が発売されました。

 デザインは、東京モーターショーに出品されていたコンセプトカー「SKツアラー」がベースになっていて、セダンタイプでは最も低い1470mmの全高や、斜めに跳ね上がるようなデザインのクォーターウインドウなどがそのまま採用されています。
 一応新型車となりますが、実質的にはMAXの後継車種に当たり、デザインもMAXのイメージを強く残したものとなっています。
 しかし、シルバー塗装されたグリップ式のドアハンドルや張りのあるドアパネル形状などによって、よりプレミアム感が強調されているのがこの車の特徴です。

 インテリアは、包み込まれるような形状のインパネや高級感溢れるスイッチ類などによって、今までの軽にはなかったプレミアム感溢れる雰囲気となっています。
 全車インパネシフトを採用し、高級感のあるオーディオなどが収まる幅広のセンターパネルは「軽自動車とは思えない」というのが正直な印象です。
 上級グレードには、7速マニュアルモード付きゲート式シフト、花粉除去モード付きのオートエアコンなどが装備され、さらに、軽自動車では初の標準装備となるオーディオ&エアコンリモコンスイッチ付きのMOMOステアリングホイールまで採用。
 大きめの収納BOX付きセンターアームレストを装備するゆったりしたベンチシートに身を委ねれば、それはまさにプレミアムカーと呼ぶにふさわしい雰囲気です。
 また、セダンタイプで最大の室内長1915mmと、軽で最大の室内幅1320mmを実現したことにより、低い全高でありながら居住性も良く、後席の居住性も実用上問題ないレベル。
 そして、ゆったりと包みこむリヤシートは軽の中でトップクラスの快適な座り心地を提供しています。

 収納などの使い勝手も非常に良く、エアコンの風で保冷・保温が可能な位置にプッシュオープン式のカップホルダーを装備するほか、前席足元や後席ドアポケットにもドリンクホルダーを装備。
 また、荷室の床下には工具や小物を収納できるサブトランクも装備しています。
 その他にも、マップランプ、両席照明付きバニティミラー、マルチインフォメーションディスプレイ付き自発光式メーターなどといった、快適性や使い勝手を向上させる装備も満載しています。
 また、軽で初めてキーフリーシステムを全車標準装備とし、一部グレードにはレーダークルーズコントロールもオプション設定されています。

 この車の注目点の一つが、新開発のターボエンジンを搭載している点で、「エッセ」に初搭載されたダイハツの新世代エンジンにターボチャージャーを追加してこの車に初採用しています。
 スペックは、64馬力/10.5kg・m。
 このエンジンはトルクフルで加速性能や燃費がすぐれているのが特徴で、新開発のCVTとの組み合わせで中速域のパワフルさは軽の中でトップクラスという話。
 そして、ターボエンジンでありながら、カタログ値の燃費は23.0km/Lと、驚きの低燃費です。
 ホイールベースは、セダンタイプでは最長の2440mmで、前後スタビライザーや低い重心などと共に非常に安定感のある走りを提供します。
 グレード構成は、ベースグレードの「R」、充実装備の「RS」、豪華装備の「RSリミテッド」という3種類で、全車ターボエンジン+CVTのみの設定。
 各グレードとも4WDの設定もあります。

 価格は、「R」で、1,186,500円(2WD)、「RSリミテッド」で、1,417,500円(同)などとなっていて、装備内容や質感などから考えると割安感のある設定です。
 ボディカラーは、鮮やかなブルーメタリックなどを含む全8色が用意され、プレミアムコートによる美しい光沢感と共に流麗なボディラインを引き立てます。

 「ソニカ」は、ダイハツとしては4車種目のセダンとなりますが、スポーツプレミアムという言葉が似合うような、一つの新しいジャンルの車と言っても良いと思います。
 走り、経済性、実用性、快適性を、すべて高次元でバランスさせている車で、小さくてもプレミアム感のある車に乗りたいと考えている人には、非常に興味深い車ではないでしょうか。
 同じく7速マニュアルモード付きCVTなどを持ち、プレミアム感を重視した車としては、スバルの「R2」や「R1」がありますが、さらに高級な装備を持ち、後席の快適性や収納などの実用性の高さも併せ持つこの車は、それらのライバルとして大きすぎるほどの存在感を持つことになるかもしれませんね。

 なお、「ソニカ」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真でさらに詳しく紹介していますので、ぜひこちらもご覧下さい。
 また、りあえず写真だけ簡単に見たいという方は、管理人ブログをご利用ください。

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