HONDA ゼスト
ホンダから、クラストップレベルの室内高とボクシーなデザインが特徴の新型車「ゼスト」が発売されました。
外観は、水平基調のシャープなデザインとなっているのが特徴。 迫力のあるバンパー、エアロパーツ、スモークタイプのランプなどを装備した「スポーツ」も用意され、ホンダらしいスポーティなイメージの車となっています。 全高は1635mmでムーヴとほぼ同じサイズですが、室内高は1340mmとなっていてムーヴよりも35mmも天井が高くなっており、テールゲートの開口面積も非常に大きいので、大きな荷物を積みたい人にはおすすめの車と言えそうです。 ディスチャージヘッドランプはHi/Lo切替式で、上級グレードには標準装備されているほか、ほとんどのグレードでオプション装着が可能です。
インテリアは、インパネシフトやエアコンのレイアウトなどライフをベースとしたイメージですが、外観と同じく直線基調でクールな感じのデザインとなっています。 メーターは立体感のあるスポーティなデザインで、視認性に優れ質感の高い常時点灯タイプを採用。 室内寸法は、長さ1810mm、幅1315mm、高さ1340mmで、長さはeKワゴンと同程度となっているものの、幅や高さの数値はタントをも上回ります。 フロントシートは、センターアームレストや座面カップホルダーを装備したベンチシートを採用。 一部グレードではフロントとリヤのドアトリムの色を変えるなど、前後の空間の演出にもこだわりが感じられます。
収納に関しても、インパネセンターアッパーボックスやフロントアンダーポケットなど数多く用意されているほか、マップランプをほとんどのグレードで標準装備するなど使い勝手もよく考えられています。 アレルゲンの活動を抑制するアレルフリー高性能脱臭フィルター付きのフルオートエアコン、撥水シート表皮やワイパブルマットなどによりアウトドアでの使い勝手を向上させたアクティブパッケージ、発信機を携帯しておけばキーを取り出さずにロック/アンロックができるスマートキーなど、快適性もハイレベル。 そして、軽自動車では初めてボンネット検知機能を搭載したセキュリティーアラームや後席まで対応したカーテンエアバッグ(オプション)など、軽トップレベルの安心感が得られるのもこの車の特徴。
グレードは7種類と豊富で、さらにすべてのグレードでFFと4WDが自由に選べます。 エンジンは、ツインプラグのi−DSIエンジンで、スペックはライフと同じ。 ミッションは4ATのみとなっています。 基本的なメカニズムはライフと共通ですが、ターボ車にはベンチレーテッドディスクブレーキが装備され、さらに最上級グレードにはスポーツサスペンションが装備されるなど、ライフよりもスポーティな味付けになっています。 実際に乗り心地はしっかりと締まった感じで、シートもサイドサポートがしっかりしているため、かなりスポーティな印象を受けます。 静粛性の面でも、ややロードノイズが大きめですが、エンジン音は不快な騒音がなく爽快な走りが楽しめます。
価格は、廉価グレードの「N」で、1,039,500円(2WD)、最上級グレードの「スポーツ Wターボ」で、1,449,000円(2WD)などとなっていて、ライフよりもやや高めの価格設定となっています。 ボディカラーは、クールなメタリック色を中心に全9色が用意されています。
ホンダは、ゼストの発売に合わせて販売チャンネルの統合を行い、すべての販売店で軽自動車を販売できるようになります。 このことによって、軽自動車の販売拠点が大幅に増加することとなり、シェアも大幅に拡大する可能性があります。 ゼストはそういった意味でもホンダにとって重要な車であり、注目度の高い車です。 これでホンダは軽乗用車を4車種とし、女性向け、男性向け、低価格車など、さまざまなニーズに応えられるラインナップを完成させました。 今年は軽自動車のシェアに大きな変化が起こる年となるかもしれませんね。
なお、ゼストについては、カーチェックコーナーにて豊富な写真でさらに詳しく紹介していますので、ぜひご覧下さい。
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