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NISSAN モコ

フロント リヤ

インパネ ターコイズのシート

 スズキからのOEMで販売されている日産の軽自動車「モコ」が、フルモデルチェンジしました。

 基本的な内容はスズキの「MRワゴン」と同じですが、フロントグリル、バンパー、ヘッドライトなどを日産車らしいデザインにアレンジすることで、MRワゴンとは少し違った雰囲気の車になっています。
 女性に受け入れられやすいかわいさを持つ一方で、エアロパーツを装着した精悍な印象のスタイリッシュパッケージを設定するなど、男性ユーザーも意識したラインナップとなっているのも新型モコの特徴。
 また、インテリアも、旧型からイメージを受け継いだアプリコットとターコイズの2種類のカラーを用意し、より明るく上質な雰囲気となっています。

 外観は、MRワゴンの丸みのあるヘッドライトやフロントグリルとは違い、ややシャープな印象のフロントビューとなっているのが特徴で、その他はほぼ同じデザイン。
 ボリュームのあるリヤ周りはエンブレムの違いのみとなります。
 丸型のドアミラーやドアハンドルもMRワゴンと共通で、かわいらしさも強調されています。
 サイズはMRワゴンと同じで、全高1620mm。
 MRワゴン同様に、ディスチャージヘッドランプの設定はありません。

 インテリアは、基本的にMRワゴンと同じデザインですが、シートの生地やカラーなどはモコのオリジナルとなっています。
 室内寸法(長さ1855mm、幅1280mm、高さ1275mm)や、ゆったり感を重視したセンターアームレスト付きベンチシート採用のフロントシートなどはもちろんMRワゴンと共通。
 カテキンエアフィルター付きのフルオートエアコン、インパネ上部の後席用送風口(アッパーベント)、消臭天井&シートなどによる快適性の高さも自慢です。

 収納の多さも新型モコの特徴で、インパネには、フタ付きのボックスやトレイなどがいくつも装備され、さらに、助手席側にスライド式のボードまで装備。
 カップホルダーとともに使えば、車内での食事も快適です。
 そして、助手席の座面を跳ね上げれば大きなアンダーボックスが現れ、さらにシートバックを前倒しすれば後席で足を前に投げ出すことも可能です。
 リヤシートの左右独立スライド&リクライニングやフルフラットシートなど多彩なシートアレンジも初代から受け継いでおり、まさに「使える車」となっています。
 もちろん、上級グレードにはCD/MDプレーヤー+6スピーカー(オプションでiPodにも対応)やキーレススタートシステムも標準装備されています。

 グレードは、廉価グレードの「S」、充実装備の「E」、ターボエンジンの「G」という3種類で、それぞれに4WDも設定されていますが、ミッションは4ATのみ。
 エンジンは、DOHCとインタークーラーターボの2種類で、スペックは旧型と同じですが、車両重量がやや軽くなったこともあり、カタログ燃費は21.0km/L(「E」の2WD車)と大幅に改善されています。
 最小回転半径は4.1m(「E」の場合)となっていて、旧型よりも小回り性能が向上しています。
 また、シフトレバーは従来のコラムシフトから操作性重視のインパネシフトに変更されています。

 価格は、「E」で、1,137,150円(2WD)などとなっていて、MRワゴンよりもほんの少し価格が高くなっています。
 ボディカラーは、MRワゴンと同じく全8色ですが、モコルージュやスノーパールホワイトといったモコのオリジナルカラーも用意されています。

 日産は、三菱と軽自動車を共同開発するというような話も出ていたようですが、新型モコもスズキのOEMによって生産されることになったため、まだしばらくは日産オリジナルの軽が登場することはなさそうです。
 しかし、モコの開発に当たっては日産がスズキにかなり注文を出しているという噂もあり、デザインもどちらかというと日産車のイメージに近くなったような気がします。
 軽乗用車ではすでに2車種を発売している日産ですが、今後もさらにシェアを伸ばしていきそうですね。

 なお、新型モコについては、カーチェックコーナーで豊富な生写真とともに詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧下さい。

 見積りやカタログ請求等は以下のリンクをご利用ください。

日産自動車ホームページ
日産自動車株式会社の公式サイト。カタログ請求などはこちらへ。

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