SUBARU R1
スバルから、またまた個性的な新型軽自動車「R1」が発売されました。 「R1」は、昨年発売された「R2」の3ドア版というふうに見えますが、実際にはまったく違う車です。
まず特徴的なのは、3285mmという全長で、これは他の一般的な軽自動車よりも110mm短い数値。 ホイールベースも2195mmと、「R2」よりも165mmも短くなっています。 また、「R2」よりもさらに丸くなったリヤデザインも大きな特徴の一つです。 フロントは、「R2」と同じく航空機をイメージしたデザインのフロントグリルを採用していますが、メッキパーツはなく、センターグリルが強調され、よりワイドで低重心に見えます。 リヤ周りも「R2」と共通のイメージがあるものの、リヤコンビランプを横長にして位置も低くし、ナンバーの位置も低くするなど、ロー&ワイド感を強調するデザインとなっています。
インテリアは、インパネデザインは「R2」と共通ですが、自発光メーターやブラック&レッドの鮮やかなカラーを採用することで、スペシャルティ感あふれる雰囲気となっています。 特に、キーをONにすると一度指針が振り切れてから遅れて文字が発光する演出がなされたエレクトロルミネセントメーターは必見です。 ドアトリムのデザインも凝っていて、ドアアームレストも大きく、豪華なイメージのインテリアに仕上がっています。 また、レザー&アルカンターラセレクション(本革ステアリング+本革シフトノブ+本革&アルカンターラ(人工スエード調皮革)シート+アルミペダル)というオプションも用意され、その雰囲気はまさにスペシャルティカーです。
このデザインでも、もしものときのためにきちんとリヤシートも用意されています。 ただ、フロントの居住性は「R2」と同等ですが、リヤの居住性は「R2」よりもさらに悪く、あくまで非常用といった感じ。 その代わりに、リヤシートを倒せば荷室はフラットで、8個のフックを装備し、また、大容量のラゲッジアンダーボックスも備えるなど、2人乗りまででの使い勝手は十分に配慮されています。 助手席はレバー操作でシートバックを前方に倒すことができ、テーブル代わりに使えます。 照明付きの両席バニティミラーやインパネシャワーライトなど、便利な装備ももちろん標準装備です。
グレードは、「R」という1グレードのみで、エンジンは「R2」の「R」と同じ4気筒DOHCエンジン。 ミッションはi−CVTのみですが、2WDとAWD(4WD)は選ぶことができます。 車両重量は「R2」よりも10kg軽い800kg(2WD)ですが、燃費は「R2」と同じ24.0km/L(同)となっています。 タイヤサイズは155/60R15で、これは「R2」のスーパーチャージャー搭載車「S」と同じサイズ。 軽自動車の中ではかなり大きいタイヤですが、ショートホイールベースのおかげで最小回転半径は4.5mとなかなかの小回り性能です。
価格は、1,260,000円(2WD)(消費税込み)。 ボディカラーは6色で、「R2」にはないアメジストグレーオパールやチタニウムグレーといった渋い色も用意されています。
この車は、実用性で選ばれることが多い軽自動車の中で、あえてデザインや豪華な雰囲気を優先させた個性的な車です。 他メーカーでも、「コペン」や「スマートK」といった車がありますが、それらは2人乗りで価格も高めであるため、購入には勇気がいるという人も多かったはず。 「R1」は、価格もそれほど高いわけではなく、いざというときには4人乗れるという点で、身近なスペシャルティカーといえそうです。 実用性が優先され、3ドア車が次々と姿を消す中で、このような車を待っていたという人も多いのではないでしょうか。
なお、「R1」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真付きで詳細を紹介しています。
見積りや詳細は以下のリンクをご利用ください。
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