DAIHATSU ミラジーノ
クラシカルで上質なイメージが特徴のセダン「ミラジーノ」が、フルモデルチェンジしました。
メッキパーツを多用した外観は一目で「ジーノ」とわかるもので、特大のフロントグリルと丸型ヘッドライト、ギャラクシータイプのリアコンビランプなど、旧型のイメージをうまく残しつつも新しさや上質さは格段にアップしています。 旧型では「ミラ」シリーズと共通のボディを採用していましたが、新型では完全なオリジナルデザインとなりました。 大きなキャビンスペースとボンネットやリヤ周りに丸み持たせたボリュームのあるエクステリアデザインは、ナンバーが付いていなければ軽自動車には見えないほど立派です。 軽自動車ではまだ珍しいドアミラーターンランプもほとんどのグレードで採用されました。
インテリアも、旧型のように「ミラ」をベースにしたものではなく、先に発売された「ムーヴラテ」と共通のインパネデザインを採用するなどして、やさしい感じにまとめられています。 注目なのは、セダンタイプとしては驚くほど収納が豊富なことで、4人分のドリンクホルダーはもちろんのこと、ボックス、トレイ、ポケットの数はざっと数えただけでなんと15箇所。 室内寸法は、長さ1850mm×幅1275mm×高さ1250mmで、すべてが旧型を大きく上回る数値。 実際に座ってみると、明らかに広くなった空間と高くなったヒップポイントによって、セダンというよりもミニバンタイプに乗っているような雰囲気です。 後席はルーフの丸みによって若干頭上スペースが犠牲になっているものの、足元には余裕があり自然な姿勢で座れます。
快適性も大幅にアップし、ほとんどのグレードでプラズマクラスター付オートエアコンやCD/MDオーディオを採用したほか、全席照明付きのパワーウィンドウスイッチ、両席照明付きの大型バニティミラー、ビルトインタイプの左右マップランプ+前後室内照明など、セダンタイプではトップレベルの装備を誇ります。 また、全車にセキュリティアラーム(作動させるには別途設定が必要)が標準装備されていたり、軽自動車で初めて国土交通省「歩行者頭部保護基準」の認可を取得するなど安全に関しても積極的な姿勢が見られるのも注目です。
グレードは、廉価グレードの「L」、量販グレードの「X」、ディスチャージヘッドランプやアルミホイールなどを装備した上級グレードの「Xリミテッド」、専用エクステリア、ブラックインテリア、MOMO本革ステアリング、15インチミニライトアルミホイールなどを装備したスポーティグレード「ミニライト」の4種類。 エンジンは、3気筒12バルブDOHC(58馬力、6.5kg・m)の1種類のみで、ミッションもフロア4ATのみの設定。 ターボや5MTがなくなってしまったのはちょっと残念ですが、「ミニライト」は旧型よりもさらにスポーティな装いとなっています。
価格は、「X」で、1,113,000円(2WD)(消費税込み)などとなっています。 ボディカラーは、淡い色から濃い色までメタリック色ばかり9色を揃え、プレミアムクリアコートを採用するなどこだわりが感じられます。
「ジーノ」は、ベース車の「ミラ」よりも約2年遅れてのモデルチェンジなりましたが、それだけ待たせただけのことはある、非常に魅力的な車だと思います。 直接のライバルとなるスズキの「ラパン」がコラムシフトやリヤシートリクライニングなどでミニバンタイプの使い勝手を目指しているのに対して、「ジーノ」はフロアシフトやトノカバーの採用などあくまでセダンにこだわっているのが印象的です。 フルモデルチェンジによって室内の広さや収納・快適装備の充実度が大幅にアップした新型「ジーノ」の登場で、セダン人気がさらに盛り上がることは間違いなさそうです。
なお、新型「ジーノ」については、カーチェックコーナーにて豊富な写真付きで詳しく紹介していますので、ぜひご覧下さい。
見積りや詳細情報は以下のリンクをご利用ください。
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