DAIHATSU ムーヴ ラテ
ダイハツから、新型車「ムーヴ ラテ」が発売されました。人気車「ムーヴ」の派生車種という位置づけですが、エクステリアもインテリアもすべて専用デザインの、かわいさにこだわった車です。
エクステリアは、前後の丸いランプと丸みを帯びたボディパネルが特徴で、いかにも女性受けしそうなデザインとなっています。マフラーをやや下に向けて先端を斜めにカットすることで後ろから見えにくくしたり、サイドのウィンカーをボディパネル上ではなくドアミラーに設置(「L」を除く)したりと、細かなところまでこだわりが感じられます。角がとれた丸いデザインですが、ボディサイズは「ムーヴ」と同じで、全高は1630mmとなっています。ボディカラーは、他社の女性に人気のある車種をかなり意識したラインナップとなっていて、定番色の他にオレンジ、イエロー、バイオレット(それぞれ、ラパン、ライフ、R2に対抗したって感じがします・・・)など、全10色を用意しています。
インテリアは、重厚感のある「ムーヴ」とは対照的に、明るく優しい印象となっているのが特徴ですが、フラッシュサーフェス化された質の高いインテリアという点では「ムーヴ」と共通の雰囲気があります。オプションで6種類のカラーにコーディネイト可能な楕円型インパネ(そのうち4色はなんとホイールキャップまで同色が用意されてます。標準のインパネはシルバー塗装。)、ロックノブの形にまでこだわった丸型ドアインナーハンドル、クラシカルなデザインの丸型メーター、つまみにメッキ処理を施した丸型ルーバーなど、とにかく丸にこだわったデザインとなっています。また、シートカラーもアプリコットとアイボリーという明るいラインナップが用意され、ボディカラーによってはどちらか好きなほうが選べるといううれしい配慮もあります。
また、収納に関しても女性の意見を積極的に取り入れているようで、スペースが豊富なだけではなく、助手席のシートバックに小さなフタ付きポケットやティッシュポケット(ティッシュをセットすると紙だけが穴から出てきます)を設置するなど、今までにない斬新なアイデアも採用されています。シートのデザインも丸くかわいいものに変更されていますが、250mmのリヤシートロングスライドやフルフラットなど「ムーヴ」の使い勝手の良さはそのまま受け継いでいます。また、全体に丸いデザインでありながら室内寸法は広さが自慢の「タント」に迫るほどのレベルなのも驚きです。「デザインをとるか広さをとるか」という、この手の車にありがちな悩みをかかえなくて済むのはうれしいですね。
その他にも、クリーンモードとイオンモードの切り替えがついたプラズマクラスター付オートエアコン、セキュリティアラーム、両席照明付き大型バニティミラー、照明付きパワーウィンドウスイッチなど、快適&安心装備も満載となっています。
ラインナップは、廉価グレードの「L」、充実装備の「X」、エアロパーツやアルミホイールなどが付いた「Xリミテッド」、ターボエンジンの「RS」という4種類で、2004年12月にディスチャージヘッドランプと本革ステアリングが付いた「RSリミテッド」が遅れて発売される予定になっています。こんなかわいい車でも、きちんとスポーティなグレードを最初から用意してくれるのはダイハツらしいところです。
価格は、「X」で、1,123,500円(消費税込)(2WD)など。ミッションは全車コラム4ATのみとなっています。
各社が女性受けを狙った車をヒットさせている中で、軽No.1の座を確実にしたいダイハツも黙って見てはいられなくなったというところでしょう。オプション内容などを見ても、完全に「ラパン」、「ライフ」、「R2」などを意識した内容となっていて、後発だけあってすべての車の良いところを併せ持ったという感じに仕上がっています。「ムーヴ ラテ」の登場で、これから女性ユーザーの奪い合いがさらに激化してくることは必至です。そういった意味でも、この車は非常におもしろい車だと思います。
なお、この車については、カーチェックコーナーでさらに詳しく、豊富な写真付きで紹介しています。
見積りや詳細情報は以下のリンクをご利用ください。
|