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DAIHATSU タント

Rのフロント Rのリア

Rのインパネ ゆったり足を伸ばせる後席

 モデルチェンジした主力車種の売れ行きも好調で、最近とにかく元気の良いダイハツから、まったく新しいジャンルの新型車「タント」が登場しました。

 「タント」は、フロントエンジンでありながら、室内長2000mm、室内幅1300mm、室内高1330mmという信じられないほど広大な居住空間を確保しているのが特徴。
 室内容積は、室内の広さがウリのトヨタの小型車「ファンカーゴ」を上回るというから驚きです。
 リアシートは260mmのスライドが可能で、ダブルフォールディング機構により、奥行き1370mm、幅970mm、高さ1030mmのフラットで広大な荷室を作ることもできます。
 また、収納スペースも豊富で、運転席&助手席アッパーボックス、シートアンダートレイ、フロアアンダーBOX、ラゲッジアンダーBOX、センターアームレストBOXなど、あらゆる場所に用意されています。
 後席側から引き出せる助手席下のユースフルトレイなど、新しいアイデアも採用され、使い勝手は抜群といった感じです。

 インテリアは、明るいベージュを基調とした色づかいで、落ち着いた雰囲気を演出。
 インパネは凹凸のないすっきりとしたデザインで、センターメーターやインパネシフトを採用しています。
 メーターは、視認性を重視して大型のスピードメーターを採用し、ターボ車にもタコメーターは付きません。
 広さだけでなく、オプションのカーペットマットを装備すればまったく段差のなくなるサイドシルステップや、ほぼ直角まで開くドア、軽自動車で初の後席用ツインリアヒーターダクトを採用するなど、快適性を徹底して高めてあるのも見逃せません。
 ガラスの面積が大きい上に、大型のフロントクォーターウィンドウを採用したことで、従来車とは別格の視界の良さを実感できます。

 ラインナップは、NAエンジンの「L」「X」「Xリミテッド」と、ターボエンジンの「R」「RS」という5種類で、「Xリミテッド」と「RS」にはエアロパーツやフォグランプなどが装備されます。
 全車3気筒エンジン+ATのみで、カタログ燃費はNA車が18.0km/L(2WD車)、ターボ車が17.6km/L(同)となっています。
 全高は1725mmと1BOXに迫る数値ですが、2440mmという超ロングホイールベースなどにより安定した走りを実現しています。

 装備面も充実していて、一部グレードを除いては、電動格納式ミラー、スモークガラス、オートエアコン、CD/MDプレーヤー+4スピーカー、14インチアルミホイールなどが標準装備となっています。
 フロントエンジン車としては極端に短いボンネットですが、衝突安全ボディ、両席エアバッグ、ABS(「L」を除く)などを装備することにより、安全性も高いレベルで確保されています。
 気になる価格は、「X」が、1,130,000円(2WD、4AT)、「RS」が、1,350,000円(同)など。
 ボディカラーは、淡いメタリック色を中心に全10色が用意されています。
 カーナビと連動したネットワークサービス「G-BOOK」に、ダイハツの軽自動車として初めて対応している点もうれしいですね。

 早速実車を見てみましたが、前席の視界の広さと後席の足元の広さにはとにかく驚きました。
 カーチェックコーナーではさらに詳しく紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

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