HONDA　ライフ

　ホンダの人気車種であるライフがフルモデルチェンジしました。
　質感や快適性を大幅に向上させながら、価格はほぼ据え置きというとても魅力的な内容です。

　外観は、シャープなラインが特徴だった現行型から一転して丸みを帯びたデザインになり、縦長く切れ込んだヘッドライトや縦長のリアコンビランプなどが特徴。
　バンパー下部に膨らみを持たせた愛嬌のあるフロントマスクは、ＮＡエンジンとターボエンジンで異なるデザインを採用。
　最近の車としては珍しく、ターボ車にはボンネット上に大きなエアインテークが装備されます。
　全高は旧型より３ｃｍ低い１５７５ｍｍに抑えられ、立体駐車場にも対応できるようになりました。
　ドアハンドルは丸型デザインを採用し、上、下、横と、どこからでも指を引っ掛けられるように工夫されています。

　インテリアは、ベージュ色を基調とした明るい印象で、オーディオ一体型のシルバーパネルやインパネシフトなどを採用して質感と操作性を大幅に向上させています。
　スイッチ類はフラッシュサーフェス化され、バイクのメーターを思わせる２眼メーターには、瞬間燃費・外気温及びトリップメーター・タコメーターなどの情報を切り替え表示できる液晶マルチインフォメーションディスプレイを採用。
　パワーウィンドウスイッチをドアアームレスト上に設けたり、インパネアッパーやシート下に収納スペースを設けるなど、使い勝手も向上されています。
　また、新たに助手席チップアップシートを採用し、前後席間の車内移動も可能となっています。

　ラインナップは、「Ｃ」「Ｆ」「Ｄ」の３グレードで、それぞれ２ＷＤと４ＷＤ、ＮＡとターボが自由に選べます。
　ベースグレードの「Ｃ」でも、カセットステレオ＋２スピーカー、エアコン、パワーウィンドウなど十分な装備ですが、「Ｆ」にはＣＤプレーヤー＋４スピーカーやプライバシーガラスなどの快適装備が追加されます。
　上級グレードの「Ｄ」は、大型アームレスト付きベンチシート、フルエアロ、１３インチアルミホイール、ハーフシェイドウィンドウ、センターアンテナなどの充実装備が標準となります。
　さらに、オプションでディスチャージヘッドランプ、フルオートエアコン、スマートキー＋イモビライザー（盗難防止装置）なども設定され、装備面でもライバル車たちに追いつきました。

　ツインプラグを採用する新開発の「ｉ−ＤＳＩエンジン」は、５２馬力、６．２ｋｇ・ｍという性能。
　１９．８ｋｍ／Ｌ（２ＷＤ）というクラストップレベルの低燃費も実現しています。
　６４馬力、９．５ｋｇ・ｍを発揮するターボエンジン搭載車は、１０月４日からの発売。
　旧型より６ｃｍも長くなった２４２０ｍｍのロングホイールベースにより、非常に安定感のある走りが楽しめるようです。
　安全性も徹底的に高められ、エンジンルームを旧型より１０ｃｍも短くしながら、大型車との衝突にも対応する安全ボディを実現し、歩行者や相手車両に与えるダメージをも最小限に抑える工夫がなされるなど、ホンダ独自の安全技術が凝縮されています。

　気になる価格は、中間グレードの「Ｆ」で、１，０５０，０００円（２ＷＤ）などとなっていて、ターボ車は１１万円高となります。
　ボディカラーは、お菓子をイメージしたマッチャクレム、バニラクレム、カラメルクレムという新色を含む全１２色を用意。
　インテリアは、標準のベージュ色の他に、オプションで「ビターブラウンインテリア」を選ぶこともできます。（Ｄタイプのみ）

　ライフと言えば、基本性能の高さとシンプルさが特徴の車ですが、この新型もその良さを継承しつつ、インテリアの質感を大幅に向上させ、やさしく明るいイメージの車に仕上がっています。
　この親しみやすさこそ、ライフの人気の秘密ではないでしょうか。

　なお、新型ライフについては、カーチェックで詳しく紹介してあります。

　見積りやカタログ請求等は以下のリンクをご利用ください。