SUBARU プレオ
※写真は「L」です。ボンネットの白いものは塗装面保護用のシートです。
4気筒エンジンや4輪独立サスペンションによる上質な走りが魅力のプレオが、マイナーチェンジしました。
今回のマイナーチェンジの特徴は、なんといっても外観デザインの変更とラインナップの見直しです。 4年前の登場からあまり大きく変わっていなかったリアビューが、まったく別の車に見えるほど大きく変更されて質感が大幅にアップ(一部グレードを除く)しましたが、その半面、グレード体系や装備は整理されて少し残念な面もあります。
外観では、リアコンビランプがマルチリフレクター式のキレイなものに変更されたほか、ピラーガーニッシュに赤いクリアパネルを採用し、大きくイメージチェンジを図っています。 バックドアはバンパーとの一体感を強調するデザインに変更され、細部まで入念な仕上がりとなっています。 これらの改良によって、リアビューは今までより少し幅広に見え、高級感と新しさを感じるものになりました。
フロントは、スポーツグレードのRSとLSのエアロバンパーは変更されませんでしたが、その他のカジュアルグレードのバンパーデザインなどを大幅に変更しています。 一部グレードのヘッドライトにRSと同じブラックアウトヘッドライトを採用したほか、最近では珍しいオレンジパネルの横長のウィンカーを採用しています。 埋め込み式のマルチリフレクターフォグランプも採用し、今までよりもスッキリとしたイメージになっています。
インテリアに関しては大きな変更はありませんが、キーレスが電波式のアンサーバック付きになったり、ミラーが電動格納式になったりと、各グレードとも装備が大幅に充実したのがうれしいですね。 ちょっと少なかったボディカラーも、淡いメタリックカラーを多数追加して、最大で8色から選べるようになりました。 トップモデルのRSは、本革ステアリング&合皮シフトブーツなどを採用し、インテリアカラーもグレーと黒に変更されて、シックで高級感のあるイメージになっています。 それでいて価格は2万円程度のアップに抑えられているのはうれしいです。
しかし、今回のマイナーチェンジでは少々残念な変更も多いのです。 個性的な外観が特徴のニコットがラインナップから消えてしまったのはさびしいです。 また、プレオの特徴であったリアパノラマシート(スライドしながら高さが変わるシート)がなんと廃止されてしまいました。 その他にも、高級感のある外観や上質な室内、豪華な装備が特徴であったネスタの最上級グレード「RG」が廃止され、ネスタには7速スポーツシフトの設定が無くなってしまいました。 その他にもいくつか姿を消した装備があり、なんとなくプレオらしさが薄れた気もします。
価格は、充実装備でお買い得感の高い「L」(2WD、CVT)で、1,000,000円。
スバルは、スズキと部品の共有化を進めるなど軽のコストダウンを図る方針を打ち出していますが、今回のマイナーチェンジはまさにそういった姿勢が見える気がします。 量販グレードやトップグレードは装備を充実させている半面、台数の出ないグレードや豪華装備は廃止してグレード体系を整理しています。 車にあまりこだわりを持たない人にとっては選びやすくなったと思いますが、車にこだわりのある人から見ると、メーカーの軽に対するこだわりが少し薄れてきたような印象も受けるのではないでしょうか。 軽をメインにしているメーカーではないので今の時代では仕方ないのでしょうけど、来年には新型の軽が出るかもしれないとの噂もあるだけに、ちょっと複雑な心境です。(営業マンは、「新型なんか出す余裕はないでしょう」と言っていましたが・・・)
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