SUZUKI ラパンターボ
愛嬌のあるデザインと運転のしやすさなどが人気のラパンに、ついにターボエンジンを搭載した「ターボ」が登場しました。 独立したスポーツモデルではなく、あくまでグレードの追加という形態になっています。
ラパンターボは、グリルをメッシュグリルに変更してフォグランプを標準装備することで若干スポーティな印象となっていますが、基本的な外観デザインは他グレードと同じで、従来からのラパンのイメージを崩さないように配慮されています。 女性向けというイメージが強かったラパンですが、このターボなら男性にも受け入れられそうですね。 「さりげなく速い」という感じで、なかなか好印象です。
インテリアもあまり大きな変更はありませんが、ラパンの特徴でもあったアナログ時計がなくなり、その部分にスピードメーターと同デザインのタコメーターを装備しています。 スピードメーターからちょっと離れていますし、表示も小さいので少し見にくいかもしれませんが、独立したタコメーターというのはなかなかスポーティな雰囲気を感じさせます。 シート表皮やインテリアカラーなどは他グレードと共通で特に変更点はありませんが、ターボのみリアのシートバックが左右独立可倒式になり3名乗車+大荷物という使い方も可能になりました。(他グレードは左右一体式のままです) その他の装備はXグレードと共通になっています。 また、ターボの追加に伴って、Xグレード以上に装備されるオーディオは、DSP付CD/MDオーディオにグレードアップしています。
ターボのエンジンは走り優先の64馬力ターボではなく、日常での扱いやすさを重視したMターボエンジンを採用しており、燃費はカタログ値で17.4km/L(2WD)とまあまあの数字です。 サスペンションやタイヤなどは他グレードと共通ですが、ターボのパワーに対応するためフロントブレーキがベンチレーテッドディスクに変更されています。 ターボエンジンに対してラパンの柔らかい乗り心地がどうなのかという心配もありますが、これは試乗できる機会があれば確かめてみたいと思います。 ボディカラーも専用色などの設定はなく、Xグレードと同じ9色が用意されています。
価格は、ターボ(4AT、2WD)で1,118,000円。 ちょっとうれしいのは、特別仕様車の「モード」に採用された丸型メッキミラー、タコメーター、ボディカラーに合わせたインパネのカラーパネルなどがオプションで選べるようになったことです。 フロントグリルのエンブレムも四角いデザインのものに変更もできるようになり、自分なりにアレンジする楽しみが増えました。 もともと「かわいい」と評判の車ですが、自分流にカスタマイズすればもっと愛着のわく車になりそうですね。
「上質な走りは満足だが坂道などではパワーが不足ぎみ」という声も聞かれたラパンですが、今回のターボの追加によってその不満も解決されました。 最近はセダンタイプのターボ車がほとんど姿を消してしまっていただけに、キビキビとした走りが楽しめそうなこの車、なかなか注目度は高いですよ。
なお、ラパンについては、カーチェックで詳しく紹介してあります。
見積りやカタログ請求等は以下のリンクをご利用ください。
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