NISSAN モコ
新型マーチの発売で注目されている日産が、軽自動車市場参入の第一段として4月10日にモコを発表しました。 軽のガイドやカーチェックではすでに紹介してありましたが、やっと実際に見ることができますね。 最下部に詳細が掲載されているサイトへのリンクを掲載していますので、こちらもチェックしてみてください。
日産としては初の軽自動車ですが、今まで軽自動車を持たなかったメーカーなので、開発コストを抑えるためスズキからのOEM供給での販売となります。 見てのとおり、スズキMRワゴンがベースとなっていて、それを日産らしくアレンジした車となっています。 メカニズムや使い勝手などはMRワゴンと共通なので、相違点を中心に紹介します。
大きな特徴はやはり日産車特有のデザインを採用したフロントマスクでしょう。 バンパーの開口部もよりワイドになり、MRワゴンがすっきりとしたモノフォルムデザインなのに対し、モコはゴージャス感を強調するデザインとなっています。 フロントのスズキマークのエンブレムがついていた場所には大きな日産マークがついていますが、ちょっと大き過ぎるくらいでかなり目立ちます。 また、リアコンビランプも全面クリアタイプを採用して新鮮味を出しています。 リアのエンブレムも日産マークとMOCOの車名に変更され、その配置もMRワゴンとは異なります。
インテリアでは、シート表皮やカラーが変更され、より上質さを求めています。 シートカラーはMRワゴンのベージュとダークブルーに対して、モコはタンとターコイズの2色となっていて、MRワゴンよりも更に明るい印象のインテリアとなっています。 なお、ドアトリムなどの樹脂部分はベージュ色のみとなります。 シート生地は起毛タイプの上品で肌触りの良いもので、等間隔にくぼみがついたようなデザインの落ち着いたものになっていますが、ドアトリム部は無地となります。 また、MRワゴンの特徴でもある盤面発光メーターはそのまま受け継がれますが、発光色がブルーからグリーンに変更されています。(夜間の照明もグリーンに統一) ステアリングの中央のマークも当然日産マークになっています。 足元広々で、リアシートスライドやワンモーションのフォールダウンが可能な快適な室内、そして豊富で使い勝手の良い収納スペースなどはすべてMRワゴンと共通ですが、乗ってみるとちょっと雰囲気の違う車になっています。
メカニズムもMRワゴンと共通ですが、ABSが全車標準装備化されています。 モーターショー出品車ではインチアップされていたタイヤも、MRワゴンと同サイズの13インチになりました。 ターボ車に装備されるアルミホイールはMRワゴンと同デザイン(センターキャップは日産マークに変更)、その他のグレードのホイールキャップは専用デザインとなっています。
注目なのは、カラーバリエーションが変更され専用色のモコグリーンメタリックが設定されていることです。 パールペールイエローなど一部のカラーを削り、全7色のラインナップとなります。 また、グレード体系も変更され、B、Q、T(ターボ)の3グレードとなります。 MRワゴンに用意されていたXナビパッケージはラインナップされず、オプション装着となります。
価格は、中間グレードのQが116万円(2WD)、ミッションは4ATのみとなります。 また、オプションでフロントリップスポイラーやスポーツマフラーなども用意され、スポーティに仕上げることもできるようになっています。
実車を見た印象としては、小さなボンネットに大きなエアインテーク、大きなエンブレム、大きなグリルとちょっとゴテゴテとした感じがしましたが、MRワゴンとはかなり違う印象なので、これはこれでおもしろいかなという気もしました。 インテリアはMRワゴン以上に明るくて上質で、鮮やかなグリーンの照明が斬新で印象的でした。
新型マーチの売れ行きが好調なので、モコの登場とあわせてスモールカー市場での日産のシェアがどのようになっていくのか注目ですね。 カーチェックコーナーで20枚以上の写真付きで詳細を紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
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