Honda ザッツ
東京モーターショーに参考出品されていたホンダの新型軽「w・i・c」の市販モデルである「ザッツ」がついに2月7日発表、2月8日発売となりました。 写真と情報を更新しましたのでチェックしてください。
外観のデザインはモーターショーで参考出品されていた「w・i・c」とほとんど同じです。 スクエアデザインなので、前に立った感じはちょうどネイキッドの車高を5センチ上げたような感じです。 一番の特徴である顔つきもほとんどそのままですが、クリアパネルは3分割になり、かなり濃いブルークリアー色となっています。 小さくまとまったマルチリフレクターで質の高いリアコンビランプもそのままです。 他にも、室内からはまったく見えないように工夫したワイパーアームなど、エクステリアのこだわりは半端ではありませんよ。
内装もほとんどw・i・cそのままです。 直線基調のデザインの中に、置き時計をイメージしたという丸いメーター部がアクセントになっています。 スクエア(四角)ボディのおかげで、とにかくルーフの幅が広い! 同社のS−MXという車がありますが、乗った感じはちょうどあの車の幅をちょっと狭めたような感じです。 「広い」というより「大きな車に乗っているような感じ」という表現のほうが近いかもしれません。
全高は1620mmとスズキのMRワゴンよりもほんのちょっと高いといったところで、立体駐車対応にはこだわっていないようです。 今のところホンダでは全高1550mm以下の軽はラインナップしていません。 それよりも居住性やデザインを大切にしているということでしょうね。 確かに、頭上の空間は上下左右とも軽ではトップクラスで、その効果は十分に発揮されています。
エンジンはNA(ノンターボ)とターボの2種類が用意され、同社の主力車種ライフと同じエンジンのようです。 タイヤサイズは予想どおり155/65R13(12インチもあり)にサイズダウンされますが、オプションのアルミホイールのデザインはw・i・cのデザインを踏襲しています。
シフトはコラムシフト(3AT)を採用していますが、フロントシートはライフ同様セパレートシートで、座席間にサイドブレーキレバーやカップホルダーがあります。 フロントシートは柔らかく、しかし左右のホールドはしっかりとしていて、街乗りからワインディングまで快適にドライブできそうです。 それにしても、補助ブレーキはフット式にして座席間は収納スペースに利用するなどの工夫は欲しかったですね。 リアシートはライフ同様ダブルフォールディングが可能で、広大なラゲッジスペースを生み出します。
現在ラインナップされているホンダの軽は静粛性や走りに関してはかなりハイレベルですから、乗り心地は期待していいと思います。 なんと軽では非常に珍しく、ボンネットフードの裏に遮音+遮熱用のカバーがついています。 これによってライフよりもさらに静粛性が期待できますし、ボンネットフードの塗装劣化も防ぎます。スゴイです。 グレードはザッツとザッツターボの2種類のみ。 ザッツが1,034,000円、ザッツターボは1,169,000円となっていて、ライフのパーツを随所に流用することでコストダウンを図っています。 この価格で両席エアバッグ、キーレス、熱線吸収UVカットガラス、タコメーター、電動リモコンミラーなど必要な装備はすべてついていますから、なかなか魅力的ですね。
リアにある「That's」の文字が見る角度によって色が変わるマルチカラータイプとなっているのがポイントでしょうか。 ボディカラーは7色+7種類のツートンカラーが用意されます。(ツートンの色分けがおもしろい) 自分好みに仕上げられるようにオプションはほとんどが単体で選べるようになっているようです。
カーチェックコーナーで大量の写真とともに詳細を紹介していますので、ぜひご覧ください。
That's ホンダの公式サイト内への直リンクです。
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