SUZUKI ワゴンR RR
ラゲッジスペースについてもう少し触れておきましょう。 ラゲッジスペースは4人乗車時でもかなり広いです。 感心するのは、シートをたたむ時のヘッドレストの処理です。 普通は、大きな荷物を載せようと思ったらわざわざヘッドレストをはずさなければならず、はずしたヘッドレストの置き場所にも困っていたのですが、この車ではヘッドレストを簡単に折りたたむことができるので、わざわざはずして置き場所を探す必要もありません。 こういったところは、本当に使う人の身になって考えられていて好感が持てます。
リアドアにドアポケットを設けているため、リアスピーカーはこんなところについてます。 2ウェイで音も良さそうですし、色も天井の色と揃えてあるので圧迫感もなく質感も高いですね。 荷物の出し入れ時に邪魔にならないよう薄型に設計されているのもさすがです。 ラゲッジルームランプも備えてあるので夜間の荷物の出し入れも楽に行なえます。
エンジンは、オールアルミDOHCインタークーラーターボで、圧倒的なパワーを発揮します。 しかし、低速トルクが細く突然ターボが効きだすいわゆるドッカンターボなので、最初は扱いに戸惑うかもしれませんが、慣れてくると強烈な加速が快感になってくるはずです。 もちろんスペックはトップレベルの64馬力、10.8kg・mです。 ちょっと気になるのは、エンジン音が大きめなこと。 走り出せばスムーズですが、アイドリングや信号停車時の静粛性や振動にはもうちょっと気を使ってほしいところです。 タービンの音がヒューヒューと大きいのは、好きな人にはたまらなくいいですよ。 燃費は平均レベルです。
アルミホイールは1ページで紹介したとおり14インチ。キレイですね。 サスペンションは車高をダウンさせたスポーティサスペンション。 電子制御4ATのみでコラムシフトを採用しています。 実は今回は展示車のみで試乗車がなかったので乗り心地に関する紹介はできないのですが、エンジンは私の車と同じなのでエンジンについてのみレポートさせていただきました。 試乗レポについてはひとまず提携サイトや雑誌などを参考にしてください。すみません。 試乗車が入った時にまた情報を追加させていただきます。
どうですか?ずいぶん台数も多くて見慣れた感じのするワゴンRですが、こうやって見てみるとけっこう個性的な部分も多いですね。 このリアスポイラーだって、ウィンドウの横まで廻り込んでいる大型のもので、特徴のあるデザインです。 しかし、これらのパーツがすべてうまくまとめられていて、存在感はありながらどこか上品でフォーマルにもカジュアルにも使えますね。 このデザインセンスの良さとよく考えられた使い勝手の良さがこのワゴンRの人気の秘密でしょう。
12月には同じくスズキからあのMRワゴンがデビューしますが、こちらも室内の広さや使い勝手の良さで大ヒットとなりそうです。 それによってワゴンRの販売が伸びるのか鈍るのか、注目ですね。
いずれにしても、ワゴンRは今の魅力的な軽市場をつくる火付け役となった車だけあって、非常にマジメにつくられています。 これからも軽の代名詞として君臨していくのでしょう。 軽を検討する際には、一度見ておく価値はあると思いますよ。
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