DAIHATSU タント
フロントドアトリムはこんな感じです。 全面が明るい色で統一されているのがいいですね。 ドアアームレストはあまり大きくないですが、使い心地は悪くなく、旧型ライフに近いイメージです。 個人的にはもう少し位置が高いほうが良い気がしましたが、効果的にあしらった布、ドアを閉めるときに手をかけやすい形状、シンプルでやさしいデザインなど、なかなか好印象です。 また、ここでも収納スペースがしっかり確保されていて、ドアポケットは軽にしては大きめ。 隣に車があったのでここまでしか開けていませんが、実際にはほぼ直角までドアが開きます。 これはもう、ダイハツ車のトレードマークとなりつつありますね。 チャイルドシートや大きな荷物を積むときには便利です。 ちょっと心配なのは、汚れが目立たないかなということくらいですね。
リアドアトリムもフロントと同じイメージで統一されています。 もちろん、こちらもほぼ直角まで開きますし、ドア自体も大きいので、乗降性は抜群に良いです。 オプションのフロアマットを付けると段差がまったく無くなるサイドシルステップも乗降性の良さに貢献しています。 ドアポケットも容量は小さいながら一応使えるレベルですし、リアスピーカーもドア内蔵なので後席でも自然な音が楽しめます。 ただ一つ不満なのは、やはりパワーウィンドウスイッチの位置です。 スペース効率を優先させた結果だと思いますが、この壁面タイプは使いづらいのです。 特に閉める際は手を返すか親指で操作することになりますし、リアシートを一番後ろまでスライドしたときはスイッチまでの距離がかなり遠くなってしまい、身を乗り出さなくてはいけません。 せっかく快適な後席なのに、もう一工夫欲しかったところです。
大型のフロントセンターアームレストにも収納スペースが用意されています。 先端にはカップホルダーとして使えるポケット、そしてその後ろはフタ付きの収納ボックスと、アームレスト全体が収納ボックス化されています。 本当にムダがないですね。 ただし、そのおかげでクッションがなく、硬いアームレストになってしまっています。 位置も少し低めで、アームレストとしての使い心地は今一歩という感じ。 でも、収納スペースとしての使い勝手は抜群で、使い勝手の良さにこだわったこの車らしい選択だと思います。
フロントドアトリムのところでは触れませんでしたが、運転席用のパワーウィンドウスイッチはインパネに設置されています。 この位置は、正直言って使いやすいとは言えません。 スペース効率を優先させたのか、あるいはコストを優先させたのかわかりませんが、頻繁に使う運転席のスイッチだけはドアアームレスト上に設置してほしいです。 姿勢を崩さずに手探りでも操作できるという点で、やはりドアアームレスト上にあるほうが操作性に優れると思います。 全スイッチを照明付きにして夜間の操作性を向上させている点はさすがと思いますが、これについては少々不満が残ります。
それでは、次はシートについて見ていきましょう。
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