カーチェック

ここでは、毎回1車種をピックアップし、雑誌等ではあまり触れられていない
デザイン、質感、使い勝手にこだわって徹底的にチェックしていきます。

取材日:2001/11/17

DAIMLERCHRYSLER スマートK

 サイトの開設当初から、外国車も扱って欲しいというご要望をたくさんいただいていましたが、やっと実現することができました。
 今回紹介するのは、ダイムラー・クライスラー社から販売されているスマートKです。
 国産車とはまったく違う世界のこの車。
 ここを読んでいただければ、きっと欲しい車の候補に挙がってくるはずですよ。

 この車、スマートという名前で以前から街を走っていましたが、全幅が1480mmを超えるために小型車(白ナンバー)登録しないといけなかったのです。
 エンジンは600ccなので軽で登録して維持費を安くしたいという要望もあり、一部では、並行輸入車のフェンダーとタイヤを交換して軽登録して売られているものもありました。
 しかし、今回は、メーカーがわざわざ日本のために右ハンドルで軽の規格に収まるものを作ってくれたんです。(だから名前にKがつきました)
 それだけ日本の軽自動車市場も注目されているというわけですね。
 では、前置きはこのくらいにして早速チェック開始です。

 ※ここで紹介している軽規格の車は、その後のマイナーチェンジで排気量がアップしたことにより、生産終了となっています。

フロントフェイス 愛嬌のあるフロントフェイスですが、かわいいだけでなく安定感もあってかっこいいですね。
 軽の限られた規格の中でもこれだけ自由度の高いデザインができるというお手本になります。
 存在感はピカイチで、これだけ丸いデザインなのに、前に立ってみるととても軽には見えないほど大きく見えます
 ボンネットとバンパーの境界がない独特のスタイルは国産車では絶対に味わえないテイストを持っています。
 しかし、タイヤが妙に細くてこれがちょっと頼りなく見えます。

斜めから 斜めから見ると、卵型のフォルムがよくわかりますね。
 全長は恐ろしく短いのにこうやって見てもバランスがとれているのはデザインの優秀さによるところでしょう。
 大きく張り出したフェンダーが安定感を出していますね。
 リアタイヤの方が若干太くなっているところなんかは、走りもけっこういけそうだなという予感を感じさせます。
 国産車は軽の規格ギリギリまで全長を使おうとするので、前後がノペッとしたデザインになりがちなのですが、こちらはまったくそれにとらわれていないので、前後とも非常に立体的なデザインになっていて、かえって伸びやかに見えます。

 こうやって見るとけっこう背が高く感じますよね。
 ところが、全高は1550mmとセミトールワゴンの部類と一緒なんです。
 この1550mmっていう数字、よく目にしませんか?
 これは立体駐車場に入れる高さとして最近の軽の主流になっている高さです。
 デザイン優先に見えて、使い勝手もちゃんと考えられているなんて感心してしまいます。

横から サイドビューではなんといっても全長の短さと大きなタイヤが目を引きます。
 それに、この微妙な曲線で分けられたツートンカラーのボディも国産車では考えられないデザインですよね。
 どうやってこういうデザインを思いつくのでしょう。
 なんだかキャビンの前後がまったくないので安全性が心配になってしまいますが、それもちゃんと考えてあるんですよね。
 安全性については後で触れることにしましょう。

 しかしどうですか?この車、3年も前に発売されていた車なんですよ。
 それなのに、いまからコンセプトカーとして発表されてもおかしくない未来的なデザインですよね。
 それでいてとっても合理的にできているんですからね。
 車好きの人に外国車ファンが多いのは、やっぱりこのデザインの合理性・先進性に引かれるからなんでしょうね。

後ろ斜めから フロント以上の迫力を持つリアビュー。
 どこから見てもどの部品をとっても、国産のどの車とも似ていませんね。
 リアバンパーの上部に穴があいているのが見えますか?
 これはリアエンジンであることの証なのです。
 リアフェンダーは軽の規格に収まるように小さくなっているのですが、それでもずいぶん張り出してますよね。
 実際、スマート(小型車登録のもの)と比べても違いはわかりません。
 まったく迫力を損ねることなく幅を狭くしているんですから、デザインの巧妙さには脱帽です。

リアビュー 立体感のあるリアビューです。
 反射板がフラッシュで光っちゃってますが、その内側は左側がバックランプ、右側がバックフォグライトと左右非対称になっています。
 バックフォグライトは国産車ではあまりポピュラーではありませんが、濃い霧の中では非常に有効な装備です。
 安全性に妥協しない姿勢はこういうところにも出ています。
 でも、霧のないところでは眩しくて迷惑なので消しましょうね。

 一応リアスポイラーらしきものもついていて、ハイマウントストップランプも標準装備です。
 やっぱり女性がターゲットなのかなと思ってしまいますけど、こういう細かい演出で男性が乗ってもかっこよく見えるように工夫していますよね。
 余計なエンブレムは一切なく、真中にただsmartの文字があるだけ。本当にスマートです。
 あ、でもプライバシーガラスはないんですね。
 後ろから夕日が当たるシチュエーションでは、結構暑いかもしれません。

 それでは、外装パーツのチェックにいきます。

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