取材日:2001/11/10
DAIHATSU マックス RS
お待たせしました!待望のマックスを紹介します。 しかも、RSのパールホワイトという一番見たかった車です。 試乗もしっかりやってます。 最後までじっくりご覧ください。
朝9時すぎにディーラーへ行くと、もう5、6台の車が駐車場に止まっているではありませんか! これはすごい人気と思いきや、みんな点検や修理のお客さんだとか、少々ガクッときてしまいましたが、展示車がRSなのに感激! イマイチ盛り上がりに欠けているようなマックスですが、実際乗ってみるとこれはただものではないですよ。 では、さっそくチェックを始めましょう。
まずは、フロントフェイスです。 つり上がったライト、楕円のフォグライト、横一文字のグリルなど今までにない特徴的な顔つきです。 特にRSの場合ライト周りがブラックアウトされているので、よりつり上がりが強調されてアグレッシブですね。 ボンネットのエアインテークも横長で薄くなっていてかっこいいです。 中間グレードのXリミテッドを見た時はそれほど目立たないスタイルだと思いましたが、これはかっこいいですねえ。
写真で見るとなかなかの迫力ですが、実際に前に立って見るとあまり大きくは見えません。 全高があまり高くないこともあるのでしょうが、ほぼ同じ全高のKeiやeKワゴンが軽に見えないと思えるのに対し、良く言えば引き締まっているのですが、誰が見ても軽の大きさというふうに見えて、ちょうどプレオのような印象に近いと思います。 やっぱりムーヴがフラッグシップであって、それより目立ってはいけいないということなのでしょうか。
斜めから見ると、躍動感のあるスタイルであることがわかりますね。 フロントが低く、リアに向かってウエストラインが上がっていくデザインは、スピード感があります。 こうやって見ると、どの車にも似てない独自のスタイルですよね。 やっぱり目立つ存在です。(でもやっぱりYRVに似てる?) ドアミラーの形状も今までにない新しいシャープデザインで、サイドラインを引き締めています。
エアロパーツは派手過ぎないながらもかなり存在感のあるもので、全体にどっしりとした印象を与えています。 ムーヴは窓枠が細かったりしてどこか線が細く弱々しい感じもしましたが、こちらは窓枠も太く、全体に骨太な感じがします。 車の性格をしっかりデザインで表現していて、好感が持てます。
横から見ると、室内空間を稼ぐためにフロントガラスがずっと前の方に位置しているのがわかります。 また、窓枠の一部をブラックアウトすることで、前から後ろまで1枚のガラスであるかのように見せており、これも室内を広く、車を大きく見せるテクニックです。 立体駐車場に入れるように全高が1550mmに抑えられているわりには、意外と背が高く大きく見えます。 悪く言えば寸詰まりに見えなくもないですが・・・。
それにしても15インチアルミホイールが目を引きます。 リアドアの形状も変わってますね。 それと、助手席側には鍵穴がありません。 最近はこういう車が増えつつありますが、デザイン上すっきりしていいですよね。 キーレスがあってほとんど使われない上に、防犯上もないほうがいいのだそうです。 でも、バックドアにはしっかりカッコ悪い鍵穴が残っているのは残念です。(eKワゴンはすっきりしてるのになあ)
リアバンパーがほとんど出ていないので、後ろがノペっとしてますね。 リアの反射板が下の方に横長についていて、どっしり感を強調していますが、このへんはeKワゴンと共通してます。 リアフェンダーのふくらみはなかなか迫力を出してます。 ウエストラインがかなり高い位置なこともあって、このアングルだと軽には見えない迫力があります。
リアビューで目立つのはやっぱりリアコンビランプです。 この横長でボディとバックドア両方にまたがるランプというのはコストがかかることもあって、(私の記憶では)軽では初です。 それに加えてリアガラスが端から端までめいっぱいに広くとってあるので、室内が非常に広く見えます。 とても軽の室内幅ではないようです。
後ろの見やすさを考えてガラスの中央部分を少し下げたデザインなのはムーヴと共通、バックドアハンドルは品のいいものになっていてリアの質感はかなり高いです。 バンパーの形状もかっこいいですが、リアスポイラー(ウィング)はスポーツグレードのRSでもオプションになります。 価格を抑えるためなのかどうかわかりませんが、無い方が硬派に見えてかっこいいですね。 より重心を低く、どっしりと見せるためなのかもしれませんが、だとするとうまくできていると思います。 マフラーも大径でかっこいい!
それでは、次のページで外装パーツをチェックしていきます。
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