SUZUKI エブリィワゴン
これはマイナーチェンジ前の車で内装の色がちょっと違いますけど、広さは同じです。 う〜ん、広いですね。 やはり1BOXは他のタイプとは比べ物にならないです。 これなら4人でキャンプ道具一式を積んで出かけてもまったく問題なしですね。 1BOXの中では広いほうなのか、狭いほうなのか。 ・・・ハッキリ言ってわかりません。 というか、とにかく広大なので、数センチの違いはまったく問題にならないです。 シートがスライドするので広さの調整もできますしね。 商売で使うとか、よほど特殊なものを入れるという場合でなければ、これで不満を感じる人はまずいないはずです。
それでも足りなければ、このようにシートをフォールダウンしてしまいましょう。 まずスライドを前のほうに調整し、シートバックを倒し、座面を落としこむという3段階の操作なのでちょっと面倒ですが、ヘッドレストを外さずに収納できるのは便利です。 ヘッドレストは意外と取り外しなどが面倒な上、外した時のその置き場所にも困ります。 スズキはワゴンRなどでもヘッドレストを外さずにフォールダウンできるような工夫をしてありますが、こういった細かな配慮の積み重ねこそが軽No.1メーカーとしての人気を支えているのではないかと思います。。
こちらが荷室を広げた状態の写真です。 どうです、これなら文句ないでしょう。 一人暮しの家具くらいなら1、2回で運べますよ。 もちろん、気に入った家具を買ってそのまま持って帰るなんてこともできますね。 室内高も1330mmもありますから、ドレッサーや2人用のソファくらいなら問題なく積めるはずです。 軽の規格でもこんなにいろいろな車がつくれるなんて、いい世の中になりました。 ちなみに、床下には荷室アンダーボックスというバケツが装備されていて、洗車道具や汚れ物をしまっておけるようになっています。(取出しはちょっと面倒そうだけど) やはりスズキはインテリアのアイデアにかけては他メーカーを一歩リードしていますね。
1BOXでやってみたいといえば、やはり室内での仮眠。 この車も当然ながらフルフラットシートアレンジが可能で、このとおり簡易ベッドのできあがりです。 クッションも柔らかいので、仮眠のつもりが熟睡してしまうかも・・・といういらない心配をしてしまいましたが、他車同様に座面とシートバックとの継ぎ目で段差ができてしまうので、エアマットなどを敷かないと体が痛いかもしれません。 あまり使うことはないと思いながらも、やはりフルフラットシートはあこがれですね。
今回は試乗ができなかったのですが、エンジンについても触れておきましょう。 エンジンはフロントシートの下に配置されていて、オールアルミ製DOHCエンジン(ターボ付きとターボ無しの2種類)となっています。 特にターボエンジンはワゴンR RRなどにも搭載されるスポーティなエンジンで、930kgもの重いボディでもそれなりに走ってくれるはずです。(乗ってみたかった・・・) 燃費はカタログ値で15.0km/Lと、ちょっと心配になってしまう数値ですが、どうしても重量が重くなってしまう1BOXではこのくらいが普通ですので、広さの代償ということであきらめるしかありません。
エンジンの配置をフロントシート下としたことで重心が中央寄りの低い位置となり、前後重量配分はおよそ50:50という理想的なものになっています。 1BOXは、その形状から横風やカーブに弱いのですが、このエンジンレイアウトのおかげで多少は安定感のある走りが期待できます。 でも、そのエンジンレイアウトがちょっと不利になっている面もあります。 写真右上は私の足先ですが、このようにフロントシートの下に足が入らずにつま先が当たってしまうので、足を前方に伸ばすことができないのです。 もちろん、シートのスライドがあるので足元のスペースは広大なのですが、どうも足先が落ち着かない気がしました。(そんなに長い足でもないのですが・・・) 購入を検討されるときには、リアシートにも一度座って確かめてみられることをお勧めします。 写真左上は回転収納式の後席用灰皿です。 軽では珍しいので一応撮ってみました。参考まで・・・。
どうです?なかなか良いでしょう? 私は今までどちらかというと1BOXにはあまり興味がなかったのですが、マイナーチェンジの時に展示車を見て、この広さと質感は魅力!と思ってしまいました。 ディーラーに行かれても実車が置いてあることは少ないと思いますし、置いてあっても(興味のある人以外は)あまりチェックしないと思うので、このカーチェックで少しでも興味を持っていただければ幸いです。 使い込んでいけばまだまだ魅力たっぷりの車だと思いますので、ぜひオーナーの方はオーナーレポに投稿をお願いします。 私も、試乗できる機会があればぜひ試乗してみなさんに紹介したいと思います。
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